円空展330年の祈り
2025-07-10 17:35:22

円空の彫刻が語る330年の祈りを体感しよう!美術館「えき」KYOTOで開催

円空展330年の祈り彫り宿る、円空の魂!



2025年8月30日から10月6日まで、京都駅ビル内の美術館「えき」KYOTOにおいて、江戸時代初めの彫刻家・円空の特別展が開催されます。円空(1632-1695)は、岐阜県美濃国に生まれ、出家後の32歳から64歳までの34年間に、全国を巡りながら12万体にも及ぶ仏像を彫り続けました。その中でも、現在確認されているだけで5,400体以上の作品が存在すると言われています。

本展は円空没後330年を記念しており、関西では初めて公開される作品を含む、厳選された優れた円空像を展示します。展示は2つのテーマで構成されており、円空の果たした信仰や布教の変遷を辿ることができます。

上求菩提(じょうぐぼだい)


最初のテーマ「上求菩提」では、円空が自らの悟りの境地を追い求めて彫った作品を紹介します。この期間は32歳から47歳にかけてで、彼の内面的な探求や精神の成長が表現されています。彼の作品は、単なる彫刻を超えて、仏教の教えがどう人々の心に響くかを考察する材料となっています。

下化衆生(げけしゅじょう)


続いて「下化衆生」のセクションでは、円空が晩年に庶民を仏の道へ導こうとした意図が込められた作品を集めています。この期間は48歳から亡くなるまでの時期で、彼の彫刻がどのように多くの人々に希望と救いをもたらしたかを示しています。このテーマを通じて、円空の作品は他者との共感や連帯をもたらすことが理解できるでしょう。

ギャラリー・トークの開催


さらに、本展では特別イベントとして、監修を担当する円空学会の理事長、小島梯次氏によるギャラリー・トークが行われます。参加者は、彼の生の解説を聞きながら、作品をより深く理解する機会を得られます。ギャラリー・トークは8月30日と9月7日の2日間、各日2回行われる予定で、参加は事前申し込み不要ですが、美術館への入館券が必要となります。この貴重な体験にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

詳細情報


  • - 会期: 2025年8月30日(土)から10月6日(月)
  • - 会場: 美術館「えき」KYOTO(京都駅ビル内、ジェイアール京都伊勢丹7階隣接)
  • - 開館時間: 10:00〜19:30(入館は閉館30分前まで)
  • - 入館料: 一般1,200円、高・大学生1,000円、小・中学生500円
  • - 特別協力: 円空学会

この機会に、円空が大切にした「祈り」に触れ、その作品から受ける感動をどうぞ体験してください。お茶や食事を楽しむついでに立ち寄るのも良いかもしれません。皆様のお越しをお待ちしております。


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