丹波漆の未来
2025-03-21 15:57:23

福知山の変 第九弾:丹波漆の未来を担う新たな挑戦者

福知山の変 第九弾:丹波漆の未来を担う新たな挑戦者



2025年、国際森林デーを迎え、京都府福知山市で行われる 「福知山の変」 の第九弾プロジェクトに注目が集まっています。この企画は、明智光秀の足跡を持つ福知山で行われ、多様な挑戦者たちを応援する市民参加型のシティプロモーションです。今回のテーマは、消える一歩手前にある伝統文化「丹波漆」を未来へつなげること。

丹波漆の挑戦者、山内耕祐



新たな変化人として紹介されるのは、漆掻き職人の山内耕祐さんです。12年前、ウルシの木の減少や後継者不足に直面していた丹波漆の存続を危惧し、福知山市に移住しました。彼はそれ以来、漆の伝統技術を再生するために尽力しています。文化財修復に不可欠な国産漆の価値が再評価される中、山内さんは「人と自然の営みを漆でつなげたい」との信念を持ち、日々奮闘し続けています。

丹波漆の歴史と現状



丹波漆は、1300年の長い歴史を持つ漆の一種であり、その技術は京都府の無形文化財に指定されています。しかし、近年では漆掻き職人が減少し、ウルシの木そのものが激減していることから、存続が懸念されています。山内さんが福知山に移り住んでから、職人は一気に増え、ウルシの木も400本から1800本にまで増加。しかし、まだまだ道半ばであり、未来に向けて3000本のウルシの木を目指しています。

未来への取り組み



山内さんの挑戦は、ウルシの木の植栽と育成から始まります。ウルシは成木になるまでに約10年かかるため、気長な取り組みが求められます。山内さんは、地元の自然と文化を守りつつ、地域全体の活性化にも寄与したいと考えています。そのため、地域の方々が漆の価値を再認識し、漆が地域資源として活かされる未来を描いています。

ふるさと納税による支援



最近、福知山市では「ウルシの植樹支援」というふるさと納税プランもスタートしました。このプランでは、寄附者が植樹したウルシの木が10年後、文化財修復に貢献する様子を体験できる特別なプログラムがあります。寄附を通じて地域資源を守り、育てる取り組みが進んでいます。

興味を持つきっかけ



山内さんの活動を知ることで、私たちも地域の文化や自然を大切にする気持ちが高まります。ウルシという素材を通じて、私たちの生活環境を見直し、未来へつなげる大切さを再認識することができます。

まとめ



福知山の変は、地域の未来を考えるきっかけを与えてくれます。「人と自然のために」山内耕祐さんの熱意が、丹波漆を蘇らせる希望の光となります。伝統の継承を通じて、私たちが地域と共に歩んでいく姿をぜひ応援しましょう。


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