阪神淡路大震災からの教訓と温かい食事の必要性
2025年1月17日、阪神淡路大震災から30年が経ちます。この節目を迎えるにあたり、京都市の有限会社山本商事が「温かい食事」がいかに災害時に重要であるかを再認識させる取り組みを行います。特に災害時における食事の提供については、心理的安定や健康維持に大きな影響を与えることがわかっています。
震災から多くを学んだ私たちですが、2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震では、やはり厳冬期に暖かい食事を求める人々の姿が見られました。ですので、発災直後からの温かい食事を提供することがさらに重要になってきています。この課題に対処するため、山本商事は大手食品メーカーや飲食店、そして防災食品商社と連携し、温かい災害食をテーマにしたプロジェクトを立ち上げています。
HOTPLUSシリーズの紹介
このプロジェクトの核となるのが、山本商事が開発した「HOTPLUSシリーズ」です。このシリーズは水反応性の発熱剤を用いた加熱キットで、誰でも簡単に使える設計になっており、火や電気を必要としないため、火災の心配もありません。具体的には、避難所や車両内でわずか数分で温かい食事を準備できる便利さを誇ります。
展示会では、以下の製品を紹介する予定です。
この製品は特殊な2層構造の袋タイプの加熱キットで、発熱剤と水の反応熱を利用してレトルト食品を温めることができます。災害時には湯を沸かすことも可能で、粉ミルクやカップ麺にも対応しています。
このプラスチック容器タイプの加熱キットは、全国各地の防災訓練を通じて明らかになった温かい食事の課題を解決するために設計されています。安全性が高く、使いやすさが評価されています。長期保存食やレトルト食品の収納、加熱ができる優れものです。
この親しみやすい技術こそが、災害時に重要な「温かい食事」を提供する基盤を築く一助となります。
共同出展する企業
また、山本商事と共同で出展する企業も魅力的です。各社は独自の視点で開発した防災食品や用品を展示、試食を行います。
- - 株式会社イマジョー: 防災食品やユニフォームを製造し、全国の消防本部で認知されている企業です。
- - 株式会社ウーケ: 無菌包装米飯を提供し、災害時にも使える品質のパックご飯を扱っています。
- - 有限会社西谷: オシャレで実用的な防災ボックスを展開し、SNSで集めた声を基に製品開発を行っています。
- - 株式会社三笠会館: 伝統的な味を持つレトルト食品「おうちで三笠会館シリーズ」を展開しています。
展示会の詳細
この取り組みを具体的に示す場として、2025年2月6日(木)と7日(金)にパシフィコ横浜で開催される「第29回 震災対策技術展 横浜(第5回 防災食品展)」に出展します。この展示会では、長期保存の可能な温かい食事を試食できる機会も用意されています。
この展示会を通じて、私たちは災害時の食事環境を改善するための具体的な提案を行います。
お問い合わせ
取材や詳細情報については、山本商事の広報担当の山本潤一までご連絡ください。
電話: 075-605-5169
Email:
[email protected]