シェアレストランアワード2025、築地で開催
9月16日、築地食まちスタジオにて、飲食店間借りマッチングサービス「シェアレストラン」を利用して成長した料理人たちを称える初のイベント、”シェアレストランアワード2025”が開催されました。主催するのは株式会社吉野家ホールディングスとそのグループ会社である株式会社シェアレストラン。ここでは、料理人たちの「味と技術」「挑戦とストーリー」「革新性と創造性」「継続性と事業性」を評価し、金賞、銀賞、銅賞が選ばれました。
間借り営業の成功事例
飲食業界は開業や経営の難しさがしばしば話題になりますが、特に高額な初期投資や廃業率の高さが深刻です。そうした中で「シェアレストラン」を活用することで、料理人たちは資金をかけずに店舗を間借りし、魅力ある料理を提供しながらファンを獲得してきました。これにより、累計1,000店舗以上という開業実績と、年間流通総額が1億円を超えるという素晴らしい数字が生まれています。
参加者の約20%が独立開業を実現しており、継続率は98%と高い水準を維持。これらの成果は、間借りという形で多くの可能性を引き出すモデルが確立されていることを示しています。
輝く受賞者たち
シェアレストランアワード2025では、興味深いバックグラウンドを持つ10名の料理人が審査を受けました。彼らの中には、SNSを駆使して廃業寸前からの大逆転を果たした方や、長年の経験を経て再起したベテラン、異業種からの転身を果たした新鋭料理人など多彩なメンバーがそろいました。
受賞結果
- - 金賞: Ce Vinci(チェヴィンチ)「イチゴとフルーツトマトのパスタ」
- - 銀賞: COFFEE AND TOAST「“ぽっかぽか”えびと帆立のグラタンぱん!」
- - 銅賞: Mamma Lampre.「ランプレドット・パニーノ」
この受賞を機に、参加者は自らの次なる夢に向かって新たな挑戦を考えています。実店舗の開業や新事業の展開、さらには子供向け料理や食育への取り組み、ECや海外展開に挑戦したいといった意向が聞かれ、今後ますますの豊かな成長が期待されます。
新たな挑戦の幕開け
吉野家ホールディングスとシェアレストランは、間借り営業を通じた料理人たちの成長をバックアップし、飲食業界における新たな挑戦を模索しています。今後の彼らの展望や構想は、本当に楽しみです。それぞれが培った経験を基に、どのような新しい価値を生み出していくのか、私たちも注目していきたいと思います。
この取り組みが飲食業界に新風を巻き起こすことは間違いありません。シェアレストランアワード2025は、料理人たちの情熱と挑戦を結集した場として、今後の業界を支える大きなステップになることでしょう。