沖縄の自然を未来へつなぐ『つなご・みらいアートプロジェクト』始動
沖縄の自然保護の意義や地域活性化を目的とした『つなご・みらいアートプロジェクト』が、2025年の秋に向けて動き出します。このプロジェクトは、沖縄県内に新たにオープンする「スターバックス コーヒー 那覇鏡原店」と漫湖水鳥・湿地センターを拠点に、地域住民や多様な団体が協力しながら展開されます。
プロジェクトの背景と目的
このプロジェクトの主な目的は、国際的な環境保護の枠組みであるラムサール条約に基づき、漫湖の自然環境を守り、地域住民とともにその恵みを育むことです。漫湖の干潟を取り囲む漫湖公園を中心に活動し、地域の皆さんが参加することを通じて、環境への気づきを促し、持続可能な未来の創造を目指します。
参加型アートと地域連携
『つなご・みらいアートプロジェクト』のユニークな点は、地域住民がアート制作に参加できることです。プロジェクトに協力するのは、アーティスト集団「淀川テクニック」。彼らは地元のゴミや漂流物を材料に、アートオブジェを制作します。地域の皆さんが選んだ生物をモチーフに、唯一無二の作品が生まれます。また、地域との繋がりを育むため、地域住民が積極的に参加できるイベントも企画されています。
投票とビーチクリーン活動
プロジェクトの一環として、四つの生物のモチーフが地域住民の投票によって決定されます。投票は「スターバックス コーヒー 那覇鏡原店」と漫湖水鳥・湿地センターに設置されるボードで行われ、市民の意見を反映したモチーフが選ばれます。また、選ばれたモチーフに基づくアート制作に際しては、沖縄のビーチでのビーチクリーン活動が行われ、地域の皆さんと共に自然を守りながら創作活動を進めます。
第1回ワークショップの詳細
プロジェクトのスタートを切る第1回目のワークショップは、2025年10月4日に実施されます。参加者は、漫湖水鳥・湿地センターに集合し、マングローブの稚樹を抜く体験や、採取した材料を使ったたい肥づくりの実験を行う予定です。続いて、プロジェクトに関する詳細や、生物多様性についての説明を受けた後、アートのモチーフへの投票が行われます。
地域活動を共にするサポート
プロジェクトには、「沖縄逸の彩(ひので)ホテル」が特別サポートとして協力します。同ホテルは、地域の環境保護活動への支援と今回のプロジェクトの告知を行い、沖縄の自然に配慮した取り組みを強化します。
『つなご・みらいアートプロジェクト』は、環境を大切にしながら地域の未来を見据え、沖縄の文化や自然の魅力を一緒に育んでいくことを目指します。ぜひこの機会に、地域の皆さんも一緒に参加し、沖縄の美しい自然を未来へとつなぐ活動に貢献してみてはいかがでしょうか。