生誕140年記念 石崎光瑤展開催
静岡県立美術館で、2025年1月25日から3月23日まで「生誕140年記念 石崎光瑤」展が開催されます。この特別な展覧会は、光瑤の初期から晩年に至るまでの代表作が集結し、絵画の美しさを堪能できる貴重な機会です。
展覧会の概要
この展覧会は、北陸地域以外で初めての全国規模の大回顧展となります。特に、光瑤の代表的な作品である六曲一双屏風の《燦雨》や《白孔雀》が展示される他、通常非公開の金剛峯寺奥殿の襖絵20面も特別に見ることができます。
特別展示の見どころ
- - 金剛峯寺の襖絵: この展示の中でも特に注目なのは、金剛峯寺奥殿にある襖絵。特に《雪嶺》は寺外で初めて公開される作品で、これは特別な機会です。襖絵は前期と後期で展示が変わるため、何度足を運んでも新たな発見があるでしょう。
- - 伊藤若冲との競演: 石崎光瑤が伊藤若冲に影響を受けていたことから、静岡県立美術館が所蔵する伊藤若冲の《樹花鳥獣図屏風》も特別展示されます。これにより、異なる時代の名作が同じ空間で対峙するユニークな体験が提供されます。
関連イベント
展覧会に合わせて、様々な関連イベントも開催されます。例えば、3月9日には「石崎光瑤 至高の花鳥画をもとめて―その生涯と画業―」という講演会が行われ、光瑤の画業について深く学ぶことができます。この講座は、学芸員の渡邊一美氏が担当し、先着250名まで参加できます。
他にも、館長による「日本画家はなぜインドをめざすのか」という講座や、特別なフロアレクチャーも設けられており、来場者は様々な角度から光瑤の世界を堪能できます。
参加情報
展覧会は毎週月曜日を休館日とし(2月24日は開館)、開館時間は10:00から17:30までとなっています。観覧料は一般1,400円で、前売りや団体の場合は割引があります。また、70歳以上の方や大学生以下は特別料金が適用されています。
アクセス
静岡県立美術館はアクセスも便利です。JR「静岡駅」からタクシーで約20分、他にも静鉄バスやJRの各駅からアクセスできます。美術館の最新情報やお得なチケットの購入は公式ウェブサイトでご確認ください。
この展覧会は、石崎光瑤の作品を初めて間近で鑑賞できる貴重な機会です。美術に興味がある方も、そうでない方も、この秋冬にぜひ足を運んで、その深遠な美を堪能してはいかがでしょうか。