足元のアートを世界へ!JAPAN UNDERGROUNDが大阪・関西万博に出展
最近の大阪・関西万博(EXPOメッセ「WASSE」)では、『JAPAN UNDERGROUND』が注目を集めました。日本各地の独自のマンホールデザインを基にしたアパレルブランドで、運営は京都府京都市に本社を置く株式会社TAK JAPANが行っています。2025年7月2日から6日まで、5日間の出展を経て、足元に広がる日本の美しさを国内外に発信しました。
デザインマンホールをテーマにした新たな挑戦
今回の大阪・関西万博への出展は、デザインマンホールをテーマにした製品が万博で展示される初の機会となりました。JAPAN UNDERGROUNDの代表、足立拓海さんは、自ら全国を巡り、自治体と逐一交渉を行いながら、各地のマンホールデザインをアパレルに落とし込む作業を行ってきました。2023年時点で、47都道府県すべてを訪れ、地域の個性あふれるマンホールの美しさに触れることができました。
「私たちのビジョンは、足元にある日本の魅力を通じて、地域の文化を多くの人々に届けることです」と足立さんは語ります。彼は美しいデザインのマンホールを「足元のアート」と呼び、その魅力を広めたいと願っています。
万博での展示と来場者の反応
万博開催中、JAPAN UNDERGROUNDのブースには多くの来場者が訪れ、特にデザインマンホールをテーマにしたユニークなTシャツは大変好評でした。来場した人々は、デザインをじっくり眺めたり、写真を撮ったりする様子が目立ちました。「こんなおしゃれなマンホールがあるとは知らなかった」「これはお土産にぴったり!」といった喜びの声がたくさん寄せられ、来場者数は当初の予想を大きく上回ったそうです。また、海外からの観光客からも高い評価を得ており、ブランドの今後の展開に向けた期待感が高まりました。
万博出展を経ての足立さんの感想
「万博での経験は私にとって大きな一歩でした。普段は観光地や空港で製品を見せる機会が多い中、このような大舞台で発表できたことが非常に嬉しい」と足立さんはコメントしています。彼は多くのリアクションを直に受けることで、自身の取り組みに自信を持つことができ、新たなステージへの道を実感しました。
これからの展望
足立さんは「デザインマンホールという製品が万博で展示されるのは初めてだと思います。この活動が、万博という国際的な舞台に立てたことに深い感慨を抱いています」と語っています。「これからも“ニッポンの足もと”の魅力を面白く発信し続けていきたい」と意気込みを示しました。これからのJAPAN UNDERGROUNDの活動に、ぜひご注目ください。日本のマンホールデザインが持つ美しさとストーリーを通じて、新たな文化を創造する挑戦に期待が寄せられています。
代表紹介とJAPAN UNDERGROUNDの活動
JAPAN UNDERGROUNDの代表、足立拓海さんは大阪府高槻市出身で、日本の町のマンホールデザインに強く惹かれ、これをアパレル化する事業を展開しています。2021年から約2年にわたり全国各地のデザインマンホールを商品化するプロジェクトをスタートし、すでに100を超える自治体のマンホールデザインを製品化しました。今後も全国の空港や観光地、オンラインストアでこれらの製品を販売していく予定です。地域の個性をアパレルを通じて伝えることで、地域経済の活性化にも貢献したいと考えています。これからも足元のアートが新たなカルチャーとして広がっていくことを期待しています。