ブランド力調査2025
2025-03-21 08:32:21

YouTube、4度目の首位獲得!「ブランド・ジャパン2025」調査結果まとめ

YouTube、4度目の首位獲得!「ブランド・ジャパン2025」調査結果まとめ



株式会社日経BPコンサルティングが実施した「ブランド・ジャパン2025」の調査結果が発表されました。このプロジェクトは今年で25年目を迎え、一般生活者が評価したブランドの強さをランキング形式で示しています。調査は2024年11月に行われ、約6万2千件の回答が集められました。これにより、消費者がどのようなブランドを評価し、信頼しているのかが明らかになりました。

YouTubeが総合力ランキングで首位に



今回、特に注目されたのはYouTubeが「総合力」ランキングで4度目の首位を獲得したことです。スコアは89.1ポイントで、最近の調査では2位に甘んじていたものの、今年は再びトップの座に立ちました。YouTubeの強みはその利便性と革新性にあり、特にコンビニエント(利便性)ランキングで4位、イノベーティブ(革新性)ランキングで5位に名を連ねました。これらの評価を支える要因として、プラットフォームの機能改善が挙げられます。

たとえば、Creepy Nutsの楽曲「Bling-Bang-Bang-Born」は2億回以上再生され、日常生活をテーマにした「猫ミーム」は16億回以上再生されています。YouTubeは今や国民的なメディアと化しており、毎月7,370万人以上が利用しています。また、2024年にはAI自動生成機能や配信コンテンツのシーズン化といった新機能が導入され、ますます便利なプラットフォームへと進化しています。

他のブランドの評価も上昇



ランキングの上位には、Google、ローソン、無印良品、ユニクロといった大手企業が名を連ねており、それぞれ異なる理由で評価を得ています。特にローソンは、物価上昇の中で「盛りすぎチャレンジ」と呼ばれるキャンペーンを展開し、SNSでの拡散を図った結果、コンビニエントの印象を向上させました。この施策が評価され、ローソンはスコアを13.4ポイントも上昇させ、評価の確立に成功しました。

無印良品はエシカル消費への取り組みを強化し、サステナブルな商品開発に寄与しています。また、ユニクロは主力商品の継続的な改良を行い、評価を高めています。ユニクロは特に環境配慮の指標でも首位に立ち、ESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みが評価されています。

トップブランドの変化



特に注目すべきは、今回の調査でトップ10のうち6ブランドが流通やECモール関連となった点です。今後も続く物価の上昇や可処分所得の減少は、流通ブランドへの関心を高める要因となっており、消費者は節約志向を強めています。このような中、「お得感」と「楽しさ」を両立させたコミュニケーションを展開しているブランドがスコアを向上させ、消費者の関心を引きつけています。

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この調査の結果は今後のブランド戦略を考える上で貴重なデータとなります。消費者の心をつかむためには、利便性や革新性を追求し続けることが必要です。ブランドは常に進化し、変化する消費者ニーズに応じた対応が求められています。最新の調査結果をもとに、企業は新たな戦略を模索することで今後の成長を図ることができるでしょう。


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