HANAO SHOESと伝統工芸の融合
京都を拠点に展開されている「HANAO SHOES」が、東京・神保町の老舗下駄店「大和屋履物店」とコラボし、特別展示会「いぱだだを履く。展」を2025年4月12日から19日まで開催します。この展示会では、青森の伝統工芸「こぎん刺し」によって制作された花緒を用いたスニーカーの新たな楽しみ方が紹介されます。
自由に選べる花緒の楽しみ
HANAO SHOESは、何百年も歴史がある日本の草履や下駄に使われる“花緒”を組み合わせた新しい形のスニーカーです。実際に着用すると、花緒の美しさだけでなく、自由に着せ替えができる楽しさも魅力となっています。特に、この展示会では、左右異なるデザインを選ぶことができるこぎん刺しの花緒が、100足分も集結し、訪れた人々に日本の手仕事の魅力を体験できる機会を提供します。
行なわれる展示会の概要
コラボ展示会「いぱだだを履く。展」では、環境負荷を考慮した製品として注目が集まるHANAO SHOESが、着せ替え可能な花緒のバリエーションを提案。特に注目すべきは、夏次郎商店が制作した、オリジナルのこぎん刺しです。訪問者は、スニーカーの見た目を気分に合わせて変えられる体験を通じて、さらなる楽しみと伝統工芸の素晴らしさを再発見できることでしょう。
展示会は、東京の「大和屋履物店」で行われるため、都心で手軽に伝統工芸に触れるチャンスです。会場内には、花緒だけでなく、他の手仕事品も多数展示され、芸術と伝統の調和を楽しむことができます。
HANAO SHOESの背景
HANAO SHOESは、京都の「Whole Love Kyoto」が手がけるプロジェクトです。このプロジェクトは、古き良きものを現代のライフスタイルに合わせて再構築することを目的にしており、“OLD is NEW”を掲げています。スニーカーは、150年の歴史を持つ「ムーンスター」(福岡・久留米)の特注製品で、すべての製造工程は職人によって丁寧に仕立てられています。
さらに、HANAO SHOESは日本各地の地場染織物とのコラボプロジェクト「HANAO SHOES JAPAN」も行っており、伝統産業に新たな視点をもたらしています。これにより、顧客は自らの選択で多様な花緒に触れ、身につけることができ、日本の文化と職人技の魅力を身近に感じられます。
大和屋履物店と夏次郎商店
歴史ある「大和屋履物店」は、明治17年創業の老舗であり、受け継がれた技術と現代のニーズを融合させる商品作りを行っています。また、「夏次郎商店」は青森の伝統的な工芸であるこぎん刺しを使用し、独自の花緒をデザイン。一つ一つの作品には、地域の魅力や文化が深く反映されています。
この展示会は、HANAO SHOESを通じて日本の伝統と現代のライフスタイルの結びつきを体感し、訪れる皆さまに新しいインスピレーションを与える場となることでしょう。ぜひ、現地でその魅力を感じ取り、特別な体験をお楽しみください。