珠洲焼作品展
2024-12-27 10:40:25

珠洲焼作家8名による作品展『やさしいくろと たゆたうあお』が京都で開催

珠洲焼作家8名による作品展『やさしいくろと たゆたうあお』が開催



石川県珠洲市の伝統工芸品、珠洲焼の作家たちが集結し、作品展『やさしいくろと たゆたうあお』が2025年1月7日から31日まで京都 蔦屋書店の6階で行われます。この展示は、地震や豪雨といった自然災害に影響を受けた珠洲焼作家たちを支援するために、WHYNOT.TOKYOが立ち上げたプロジェクトの一環として実施されます。

珠洲焼の魅力


珠洲焼は、中世の日本を代表するやきもので、灰釉によって作り出される独特な色合いが特徴的です。この工芸品は、力強い黒色を持ちながらも、奥能登の自然の素朴な雰囲気と調和し、現代の生活にも利用できる実用性を兼ね備えています。使い込むことで風合いが増し、さらに愛着が湧くのも珠洲焼の魅力の一つです。

災害の影響と復興の願い


2024年には珠洲市で度重なる地震や豪雨が発生し、地元の作家たちの窯が崩壊してしまいました。しかし、彼らはその逆境に屈することなく、心を奮い立たせて復興に向けた試みを続けています。本作品展は、作家たちの創作環境の復興を願う思いが込められており、出品作には被災を免れたものや新たに焼成された作品が含まれています。約150点の珠洲焼作品が展示され、訪れる人々にその魅力を伝えています。

イベントも充実


会期初日の1月7日には、著者である鹿野桃香による朗読会が行われます。この朗読会は、珠洲焼に関連するテーマを取り扱い、珠洲焼作家の芝雪と林春香がゲストとして参加します。珠洲の復興に向けた思いを語るトークイベントが予定されているので、ぜひ参加してみてください。参加は無料ですが、事前の申し込みが必要です。

出品作家と彼らのアート


展覧会に参加する珠洲焼作家たちは、各々の独自のスタイルを大切にしながら、珠洲焼の魅力を作品に反映させています。作家たちは、長年の技術と情熱をもって、日々創作に励んでいます。彼らの情熱が詰まった作品は、ぜひ直接手にとってご覧いただきたいものです。ここでは、出品作家の一部を紹介します。

  • - 岩城伸佳:力強い作品を手掛けるこの作家は、珠洲焼創炎会の副会長を務め、2020年に自分の窯を立ち上げました。
  • - 宮脇まゆみ:彼女の作品は、実用的でありつつも美的な魅力にあふれています。薪窯で焼成された作品が特徴です。
  • - 鍛治ちえみ:キャンドルポットを制作する彼女は、燈の光がみんなの希望となることを願っています。

この他にも多くの作家が参加し、それぞれの技術と感性を駆使した作品を展示しています。

まとめ


珠洲焼の魅力を存分に味わえるチャンスです。是非、1月7日から始まるこの素晴らしい作品展を訪れ、珠洲焼作家たちの思いと彼らの作品を感じてみてください。あなたもこの展示を通じて、力強い珠洲焼の美しさに触れ、復興への思いを共有してみませんか。入場は無料で、事前の予約も不要です。お待ちしております!


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