古着を生かしたベンチ
2025-03-05 09:05:18

古着を生かしたサステナブルなベンチ製作プロジェクトが始動!

古着の新たな活用法!サステナブルなベンチを製作するプロジェクト



京都市に本社を構える株式会社colourloopが、注目のクラウドファンディングプロジェクトをスタートしました。その内容は、毎年大量に廃棄される古着や古布を使って、ベンチを製作するというもの。全世界の廃棄繊維の中でも、日本では約200万トンが毎年廃棄されており、そのうちの多くが焼却や埋立てに回されています。このプロジェクトは、廃棄繊維を「ゴミ」から「資源」に変えることを目指しています。

「Colour Recycle System」の役割



colourloopが開発した独自の「Colour Recycle System」は、古着や廃棄繊維を色で分けて再利用することができます。これにより、素材の混合が多い従来のリサイクル方法では実現できなかった、美しい色合いを持ったアップサイクル製品の制作が可能となります。新素材「TEXLAM®︎」ボードを用いて製作するベンチは、デザイン性にも溢れており、家具やインテリアとしても利用できます。

TEXLAM®︎とは



TEXLAM®︎ボードの最大の特徴は、その自由度の高いデザイン性です。厚みや密度、断面の意匠を自在に変えることができ、かつ美しい色合いを添えることができます。この技術は京都工芸繊維大学で開発され、古着を美しい素材として生まれ変わらせる意義深いプロジェクトです。

クラウドファンディングの詳細



今回のクラウドファンディングは、2025年3月5日から4月30日までの期間で行われ、目標金額は300万円。プロジェクトは「All or Nothing」方式で、目標金額に達しなければ資金は受け取れない仕組みです。プロジェクトへの支援者には、TEXLAM®︎で製作したベンチや、端材を使用したキーホルダーやフォトフレームが還元される予定です。具体的には、1台のベンチを製作するのに約600枚の古着を再利用し、5台で約3,000枚もの古着を献身的に利用することになります。

代表取締役CEOの内丸もと子さんの想い



内丸さんは、「日本では繊維製品のリサイクル率がわずか15.6%に留まっており、古着をどうにかしたいという想いからこのプロジェクトを開始しました。このクラウドファンディングを通じて、アップサイクルの重要性を広め、持続可能な社会の実現に向けた新たな選択肢を提供したい」と語っています。

期待される未来



当プロジェクトは、ただベンチを作るというに留まらず、廃棄繊維を利用した新たな商品開発や企業とのコラボレーションなど、幅広い展開を計画しています。環境への意識を高めつつ、持続可能な社会の実現に向けて新たな一歩を踏み出すことを目指しているのです。

まとめ



廃棄繊維を新たな資源として活用するこのプロジェクトは、私たち一人一人が環境について考えるきっかけを提供するものです。クラウドファンディングによる新しい挑戦に、ぜひ注目してみてください。さらに詳細な情報は、crowdfundingサイト「READYFOR」にてご確認いただけます。


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