朝食喜心kyotoが世界に「日本の朝食」を発信
京都・祇園にて、朝食専門店「朝食喜心kyoto」を運営するViajes株式会社が、スペイン・マドリードにて開催される国際料理学会「Madrid Fusión Alimentos de España 2025」に招待されました。このイベントは、2025年1月27日から29日にかけて行われ、喜心の朝食が「ペストリー部門」でプレゼンテーションとデモンストレーションを行う予定です。
招待の背景には、スペイン王立ガストロノミー学会の料理評論家、ホセ・カルロス・カペル氏からのオファーがあります。Viajesのメンバーは、この光栄な機会に対して期待と緊張感を抱いており、当日の登壇に向けて準備を進めています。
日本の朝食文化の重要性
プレゼンテーションのテーマは「日本の朝食」であり、日本人にとっての食文化の大切さ、信仰、健康への配慮を伝える内容となります。日本の朝食は、長い間日本人にとって愛されてきた食文化の象徴であり、健康や精神的な面でも重要な役割を果たしています。
会場では、京都の水を使用し、土鍋で炊き上げた白ご飯と、丁寧に出汁を引いた汁物を用意します。そのシンプルだけれども深い味わいの和朝食を通じて、千利休が説いた「侘び寂び」や、谷崎潤一郎による「陰翳礼讃」といった日本独自の美意識や文化に根ざした体験を求める30分間が展開される予定です。
日本の米文化について
プレゼンテーションでは、日本で栽培される米の多様性についても言及します。実は、日本には1000種類以上の米の品種が存在しており、その中には地域の特性や気候に適応したものがたくさんあります。お米は日本人の生活や精神に密接に結びついているため、この資料には日本の米に関する伝統的な意義も含まれています。
クライマックスは実食体験
当日は、実際に「煮えばな」や「むらしたふわっとしたご飯」、白味噌ベースの出汁を用いた汁物など、京都の朝食を体験していただく機会も設けます。これにより、マドリードに集まる参加者に、日本の食文化をしっかりと届けることができるでしょう。
代表者のメッセージ
代表の池田さゆりは、「スペインでこのような機会をいただけたことに、心から感謝しています。また、ホセ・カルロス・カペル氏からの名誉あるオファーに、皆で整理して取り組んでいきたいと思います。日本代表として心を込めた体験を届けられるよう全力を尽くします」とコメントしています。
Viajesは、14年前の創業以来、日本と海外を繋ぐ存在であり続けることを目指しています。今後も、国内外の交流を通じて、食文化を次の世代へと継承し、質の高い和食を広める活動を続けていきます。日本のインバウンド観光が盛んな今、その他の国や地域でも本質的な和食を提供する機会を増やし、新たなビジネスモデルやポップアップストアの展開を計画しています。
イベント詳細
- - イベント名: Madrid Fusión Alimentos de España 2025
- - 場所: マドリード国際展示場(PABELLÓN 14.0、IFEMA)
- - 日時: 2025年1月27日〜29日 11:20-11:50(スペイン現地時間)
- - 定員: 60名
この素晴らしい機会を通じて、日本の朝食文化を全国、そして世界へと広めていくことを、心より楽しみにしています。