スポGOMIワールドカップ2025京都STAGE、チーム古賀Aが優勝
2024年12月14日、亀岡市のサンガスタジアム by KYOCERAで開催された「スポGOMI ワールドカップ 2025 京都STAGE」。この大会では、高専の先輩後輩で結成されたチーム古賀Aが見事優勝を収めました。彼らが拾ったごみの総量は約5.075kgで、658.5ポイントを獲得。準優勝チームに135.1ポイント差をつける好成績でした。
この日の京都はこの冬一番の冷え込みで、雪も降る中、多くの参加者が集まりました。大会は一時中止の危機に見舞われましたが、雪が収まったことで無事に開催が決定。全16チーム、合計48名が真剣に競技に臨みました。
スポGOMIとは
スポGOMIは「スポーツ×ごみ拾い」という新しい試みで、3人1組のチームが60分間で規定エリア内のごみを拾い、その量や種類に応じてポイントを競います。このユニークなスポーツは日本発祥で、国際的な普及を目指しています。本大会は日本財団の「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として実施され、海洋ごみ削減活動への参加を促進します。
京都STAGEの結果
優勝チーム古賀Aは、特に雪の中での活動にも関わらず、高い集中力を持ってごみ拾いに臨みました。メンバー間のチームワークにも支えられ、藤村選手は「とにかく、下を見つめてごみを見つけるのが勝因でした」とコメント。次の舞台は2025年9月に東京で行われる全日本大会です。
尚、この大会が行われた亀岡市は「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」を行っており、地域全体で環境問題解決に向けた取り組みがなされています。今回集められたごみの総量は24.945kgに及び、参加者たちは特に外での飲食に伴うポイ捨てごみを多く見つけていました。
特別ゲストの参加
大会を盛り上げるため、スポGOMIワールドカップ2025の公式アンバサダーであり、女子100メートルハードルで日本選手権優勝、東京オリンピック出場経歴を持つ寺田明日香選手も家族と参加。彼女はごみ拾いを楽しみながら、なんと大会で第3位の成績を残しました。「次回参加の際には、優勝を目指します」と意気込みを語っています。
地域への影響
スポGOMIは単なるスポーツイベントに留まらず、環境意識の向上に寄与しています。定期的にごみ拾いを行うことで、地域社会がきれいになるだけでなく、参加者それぞれが海洋ごみ問題を身近に感じ、自らの行動を見直すきっかけにもなっています。各チームはごみ拾いを通じて新たなつながりを得て、地域の環境意識を一層深めることでしょう。
結論
スポGOMIワールドカップ2025 京都STAGEの開催は、ただの競技以上の意味を持ちます。選手たちが集結することで地域全体の環境意識が高まり、観客もその魅力を感じ取っています。今後も每年開催され、多くの人がつながることを期待したいです。