体験型アートイベント「Celebrate for ME at Shunjuza」
生と死の間に位置する独特の体験を提供するイベント「Celebrate for ME at Shunjuza」が、2025年2月22日(土)・23日(日)の2日間にわたり、京都の春秋座で開催されます。このイベントでは、参加者が自らの葬送をVR(バーチャルリアリティ)体験を通じて体感できる機会を提供します。
イベントの詳細
- - 日程: 2025年2月22日・23日
- - 時間: 各日13:00〜18:00
- - 場所: 春秋座(京都芸術大学内)
- - 入場料: 無料
観客たちは、VRヘッドセットを装着し、XR(クロスリアリティ)という最新の技術を駆使した体験に没入します。予約が必要なこのXR体験では、視覚的な演出が施されており、他の参加者の体験内容を映像で見ることができます。
おくりびととなる儀式
この「Celebrate for ME: okuru」は、観客が自分自身の「おくりびと」となることをテーマにしています。参加者は、それぞれ主役となり、特別な儀式的な劇場空間で自らを労り、愛し、葬る体験を行います。岡田裕子氏によるアートイベントで初披露されて以来、注目を集めてきたこの作品が、ついに再登場となります。
さらに、同イベントでは新たに《Celebrate for ME: ikeru》(自らに献花する)や《Celebrate for ME: utau》(自らのために歌う)といった作品も展示され、参加者は自由に劇場内を移動しながら、演出を楽しむことができます。独自のテクノロジーを駆使したこの劇場空間では、生と死という普遍的なテーマを新たな視点から体験する貴重な機会を提供します。
岡田裕子氏について
現代美術家の岡田裕子氏は、その独創性と未来的な視点で知られています。国内外での展覧会やアートイベントに参加し、そのクリエイティブな作品で多くの人々に影響を与えています。主な作品には、再生医療をテーマとした《エンゲージド・ボディ》や、XR作品《Celebrate for ME》等があり、単独の表現活動にとどまらず、他と協働することでも注目されています。
プロジェクトの背景
本イベントは、2024年度の共同利用・共同研究プロジェクトの一環として実施されるもので、観客主体型の劇空間の創出を目指しています。テクニカル面では、okuruシステムを開発した会田寅次郎氏や、映像制作を手がける大井健司氏など、多彩なメンバーが携わっています。
お問い合わせ
参加希望の方は、子どもから大人まで誰でも気軽に訪れることができるこのイベントにぜひご来場ください。入場は無料ですが、XR体験には事前に予約が必要ですので、詳細は公式ページをご確認の上、早めにお申し込みください。
春秋座の場所と詳細は、
こちらからご覧ください。