京都と山形の芸術が交わる場所、国立新美術館での展覧会
2025年の2月22日(土)から3月2日(日)まで、東京の国立新美術館にて「DOUBLE ANNUAL 2025 アニュラスのじゃぶじゃぶ池/omnium-gatherum」が開催されます。この展覧会は、京都芸術大学と東北芸術工科大学の学生たちの作品を一堂に展示する学生選抜展です。特に、両大学の学部生と大学院生から選ばれた作品は、新しい芸術教育の形を示しています。
展覧会を主催する京都芸術大学は、様々な学科からなる10学科24コースを持つ国内の総合芸術大学であり、約4,100名の学生が在籍しています。一方、東北芸術工科大学も地元の文化に根ざした教育を重視し、約2,400名の学生が学んでいます。両校の学生たちは、対話を重ねながら、ディレクターたちの指導を受けて作品を制作します。
アートの力を問う
本展のテーマは「アニュラスのじゃぶじゃぶ池/omnium-gatherum」です。ラテン語で「輪」や「環」を意味する「アニュラス」と、水遊びを用いた公共空間のアイディアを組み合わせ、さまざまな考えや表現が交じり合うイメージが生み出されています。この展覧会では、京都と山形の学生たちが、アートの力で現代社会にどのようにアプローチできるかを問いかけています。
また、展示は例えば美術工芸やデザインなど多岐にわたり、学生たちの創意工夫に満ち溢れた作品が期待されています。約89組の応募者の中から厳選された11組が選ばれるという競争を勝ち抜いた作品たちは、その実力を証明するものとなることでしょう。
開催情報
この展覧会は入場無料であり、一般の方々も自由に訪れることができます。営業時間は10:00から18:00までで、最終日は17:30までに観覧を締め切ります。また、休館日は2月25日(火)です。会場は国立新美術館の3階展示室3Aであり、特別な空間の中で現代の若手アーティストたちの新しい表現が見られる貴重な機会となります。
期待される成果
「DOUBLE ANNUAL」は、両校の学び合いを通じて、学生たちが成長するための場でもあります。今年の展覧会は、過去のイベントに比べ、さらに多くの視点や表現が盛り込まれており、これからのアートシーンに新たな息吹きをもたらすことでしょう。学生たちがこの経験を通じて、将来的にプロのアーティストへと成長していく姿が楽しみです。ぜひ、訪れていただき、彼らの熱意と創造性を直接感じてみてください。