2025年度グッドデザイン賞、東京建物の受賞プロジェクト
2025年度のグッドデザイン賞が発表され、東京建物株式会社が住宅、オフィスビル、ホテル、コミュニティづくりに関する計8件のプロジェクトで栄誉に輝きました。この賞は公益財団法人日本デザイン振興会によって主催され、デザインの優れた取り組みを表彰するものです。
受賞した注目のプロジェクト
受賞したプロジェクトは、次の通りです。
- - Brillia深沢八丁目
- - Brillia ist 池尻大橋
- - Brillia名駅二丁目
- - Brillia Tower 箕面船場 TOP OF THE HILL
- - HARUMI FLAG
- - T-PLUS日本橋小伝馬町
- - ヒルトン京都
- - アートゴールデン街
これらの受賞プロジェクトは、「中~大規模集合住宅」、「オフィス・産業施設の建築・環境」、「商業のための建築・環境」、「コミュニティづくりの取り組み・活動」の4つのカテゴリに分類されており、東京だけでなく、大阪、京都、名古屋といった幅広い地域で展開されています。
東京建物のデザイン理念
東京建物は、「次世代デベロッパーへ」という長期ビジョンを掲げており、2030年を目指して「社会課題の解決」と「企業としての成長」の両立を追求しています。この理念に基づき、分譲マンションやオフィスビルに加えて、ホテルや賃貸マンション、物流施設など様々なアセットタイプへの投資を積極的に行い、持続的な開発の機会を模索しています。
また、同社は「場の価値」「体験価値」を最大化することを目指し、不動産開発にとどまらない多様なビジネスを展開しています。
各プロジェクトの詳細
Brillia深沢八丁目
このプロジェクトは、東京都世田谷区に位置する大規模な集合住宅で、地域のアートと環境性能を考慮した設計が施されています。全38戸の住戸は、桜並木の植樹によって地域に調和するアート空間を実現。これは、日本で初めて令和元年から適用されたネット・ゼロ・エネルギー・ハウス・マンション標準に適合する大規模建築です。
Brillia ist 池尻大橋
こちらのプロジェクトは、東京の人気エリアに位置する賃貸集合住宅で、197戸の住戸が続きます。クリエイティブなライフスタイルに適応したデザインで、防音住戸やサウンドルーム、屋上庭園など多様な共用設備を完備。
Brillia名駅二丁目
名古屋に立地するこの単身者向け集合住宅は、都市環境に呼応したシャープなデザインで、居住空間は洗練さと安心感を両立させています。
Brillia Tower 箕面船場 TOP OF THE HILL
北大阪急行線の新駅と直結することで、教育機関や図書館へのアクセスが容易になったこのプロジェクトは、現代の素材を活かした高層部と自然を融合させたデザインが特徴です。
HARUMI FLAG
東京2020オリンピック・パラリンピックの選手村を背景にしたこのプロジェクトは、多様性を尊重しつつ、持続可能な都市機能を次世代に引き継ぐことを目指しています。地域との調和も重視した設計が施されています。
T-PLUS日本橋小伝馬町
新しい働き方を提案するオフィスビルで、環境条件を考慮したファサードと内部空間が特徴です。
ヒルトン京都
河原町に新たに開かれるこのホテルは、313室の客室や多彩なレストラン、フィットネスセンターを備え、訪れるゲストに贅沢な体験を提供します。
アートゴールデン街
これは解体待ちの老朽マンションを利用して、アート展を開催するという斬新な試みです。地域に活気をもたらし、アートを通じてコミュニティの活性化を目指しました。
まとめ
東京建物の8つの受賞プロジェクトは、それぞれが独自の理念とデザインを持っており、地域に根ざした価値を提供しています。将来的には、これらの取り組みがさらなる社会貢献や地域活性化に繋がることが期待されています。デザインがもたらす影響力を再認識させる受賞内容となりました。