産学連携で生まれた新たなおだし体験
京都府京都市に位置する日本初のおだしのテーマパーク「京都離宮 ~おだしとだしまき~」。ここが近畿大学農学部とタッグを組み、新たな出汁茶漬け『おだしとごはん』を発表しました。この商品は、栄養の専門家とおだしの職人が一緒に開発したもので、2025年2月10日から販売がスタートします。
開発の背景
近年、特に20〜39歳の若い世代において、朝食をとる人が減少しています。農林水産省の調査によれば、この世代で「朝食をほとんど食べない」と回答した人は18.7%に達しました。多忙な生活を送る中で、「朝早く起きる」「自分で朝食を用意する時間がある」といった条件が整わず、朝食が疎かになっているのが実情です。それに対して、朝食の重要性を理解している大学生たちでも、実際に朝食を食べている割合は僅か29.7%。
こういった状況を鑑みて、京都離宮は、忙しい現代人が簡単に栄養を取り入れられる朝食の提供を目指し、近畿大学の専門的な知見を活かした商品の開発を進めてきました。『おだしとごはん』は、出汁を使った新しい形の朝食として、手軽に美味しく健康をサポートすることを目的にしています。
商品の特長
この新しい出汁茶漬けは、乾燥野菜である小松菜、ねぎ、人参、ごぼうなどを使い、食物繊維を含む栄養たっぷりの一品。さらには減塩設計が施されており、塩分は0.8gという低さ。これは、一般的な類似商品と比べて約47%の減塩効果があります。健康志向の消費者にとって、安心して味わえる内容になっています。
パッケージデザインも近畿大学の学生により、シンプルで若者向けに作られています。忙しい毎日を送る中で、手軽に楽しく朝食を摂りたいというニーズに応える工夫が随所に見られます。
京都離宮とは?
「京都離宮 ~おだしとだしまき~」は、2022年に開業。出汁をテーマにした様々な商品やメニューを展開し、多くの来客を集めています。他にも、料理の調味料としても使用できる出汁茶漬けのアイデアなど、独創的な商品が多く、訪れる人々を楽しませています。特に「だし巻き御膳」は、様々な出汁を試せる特別な体験を提供し、多くのインスタグラマーから注目を浴びています。
近年、SNSやメディアでも話題に上ることが多く、店内は常に多くの来客で賑わっています。朝食習慣を変える一助として、『おだしとごはん』は、今後の展開が期待される商品です。
販売情報
商品名は『おだしとごはん』(内容量9.9g)、販売価格は292円(税込)。発売は2025年2月10日からで、限定10,000個が用意されています。購入は「京都離宮オンラインショップ」や、様々な販売店で取り扱われる予定です。ぜひ、この機会に京都離宮の出汁の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。
京の健康的な朝食革命を一緒に体験して、新しい生活習慣を始めてみましょう。