6月1日は「鼠径ヘルニアの日」その意義と重要性を解説

6月1日は「鼠径ヘルニアの日」

6月1日は正式に「鼠径ヘルニアの日」として認知されました。この日を制定した背景とその意義を探っていきます。

鼠径ヘルニアとは？

鼠径ヘルニアは、足の付け根にある膨らみとして現れます。破裂することはない良性の疾患とされていますが、自然に治ることはありません。年間約50万人がこの病に苦しんでおり、手術を受けるのはそのうちの約3割、つまり14万人にとどまっています。残りの36万人が治療を後回しにしているという現状も、➀恥ずかしい、➁痛そう、➂忙しいといった理由から来ています。

日の制定背景

「鼠径ヘルニアの日」が設定された理由の一つには、日本ヘルニア学会の啓発活動があります。彼らはこの日に、国民の理解不足を解消し、周知を促すための誓いとして記念日を制定。6月1日が法人化記念日であり、また数字の「6」がヘルニアの形に見えることからも選ばれました。

社会的な損失

この病気が放置されることで、身体的な症状だけでなく、社会的なコストも増大します。健康寿命が脅かされ、多くの人が快適な生活を失ってしまう可能性もあります。放置することは、結局、より重い病になってしまう場合があります。

Gi外科クリニックの取り組み

私たちGi外科クリニックは、この問題を解決すべく、「お腹に入らない鼠径ヘルニア日帰り手術（SILS-TEP法）」を提供しています。この方法は、手術の傷が1か所で、日帰り可能なため、患者様の身体的負担を最小限に抑えつつ、迅速な回復を実現しています。実績も豊富で、2025年4月時点で7,300例以上の経験があります。