春の花粉症とぎっくり腰の意外な関係
春の訪れとともに多くの人を悩ませるのが花粉症。特にスギやヒノキなどの花粉が飛び交う季節になると、くしゃみや鼻水、目のかゆみを経験する人が増加します。なんと、NLC野中腰痛クリニックの調査によると、約3割の人が花粉症の時期にぎっくり腰を経験しているとのこと。これにより、花粉症と腰痛との関連性が浮かび上がります。
この調査は、40~60代の男女1,000人を対象に2月中旬に実施されました。この結果、花粉症患者の71.2%が「花粉症の症状がぎっくり腰や腰痛に影響したことがある」と答えています。特に「くしゃみをしたときに腰の痛みを感じる」との回答も多く、急な動作が影響している様子がうかがえます。
調査結果の詳細
花粉症のアレルギー源
調査では、花粉症の原因となるアレルギーについても質問を行い、93.2%が「スギ」にアレルギーがあると回答しました。次に多かったのは「ヒノキ(56.3%)」でした。この結果から、スギ花粉の影響が特に強い地域が多いことが推測されます。
代表的な症状
花粉症による症状としては、鼻水(87.3%)、くしゃみ(82.5%)、目のかゆみ(76.6%)、鼻づまり(55.6%)などが挙げられます。これに対し、多くの人が対策として外出時にマスクを装着することやアレルギー薬を服用していることがわかりました。
腰痛の経験
花粉症の季節にぎっくり腰や腰痛を経験した方は、27.7%にも上ります。また、花粉症のために腰痛を感じることがあると回答した方の中で、大半の方が「よくある」または「たまにある」としています。具体的には、約32.5%の人が一度、22.2%が二度、22.7%が三度以上の経験を持っています。
腰痛を感じるタイミング
花粉症の症状がある時期に腰痛を感じるタイミングについて質問したところ、「くしゃみをした時」が67.2%で最も高い結果を示しました。また、疲労がたまった時や横になっている時に痛みを感じる方も多いとのことです。
腰痛対策
多くの人が対策として「ムリをしない」「十分な睡眠」「適度な運動」などを行っています。医療機関への相談は約4割の人が行ったことがある一方で、残りの数割の方々は自己判断で痛みを抱え続けていることが示されています。
花粉症の症状によるぎっくり腰には注意が必要です。特に、急な動作が引き金になるケースが多いことが調査結果から判明しています。仮に腰痛を感じる場合には、無理をせず、休養を取ることが重要です。また、痛みが治まらない場合には、ぜひ専門医の受診を考えることをお勧めします。
NLC野中腰痛クリニックの紹介
連載が進む中、今回の調査を実施したNLC野中腰痛クリニックでは、日帰りで受けられる負担の少ない腰痛治療を提供しています。外科的手術を必要としないため安心して受診できる環境が整っています。特に高齢者や手術を控えている方々にも優しい医療を心掛けています。 詳しくは、ホームページ(https://nonaka-lc.com/)をご覧ください。