将来のホテリエを目指す中学生の職業体験
2025年5月29日と30日、大阪市此花区にある「ホテル ユニバーサル ポート」と「ホテル ユニバーサル ポート ヴィータ」で、特別な職業体験プログラムが開催されました。このイベントには、大阪市立梅香中学校の2年生6名が参加し、普段は違った視点で業界を体験しました。
実施概要と参加の背景
この職業体験は、ホテル業界に興味を持つ学生たちに向けたキャリア教育の一環として行われており、地域社会との連携を大切にしています。梅香中学校の生徒の中には、昨年行われた職業講話を受けて「ホテル ユニバーサル ポート」を職業体験先として選ぶ学生もいました。これは、ホテルでの仕事の喜びややりがい、実務に役立つ心構えや知識を伝え、将来の職業選択に影響を与えることを目的としています。
実践的な体験内容
生徒たちは、実際のホテル業務を体験する機会を得ました。具体的には、客室でのベッドメイキングや、レストランでのシルバー磨きなど、基礎的な業務を学びました。参加した生徒からは、「ベッドメイキングは難しかったが、シワを伸ばすのが楽しかった。」や、「ホテルのコラボレーションルームに入ることができ嬉しかった。」といった感想が寄せられ、貴重な経験を得られた様子が伺えました。
課題と学び
修了式では、ホテルの管理部長が生徒たちに向けて、「お客さまを安全に迎えるために、準備には様々な努力が必要です。今回の体験を通じて、皆さんが多くのことを学んでくれたことを願っています。」と語り、彼らの新たな知見の形成を期待していました。
職業講話による啓発
特に印象的だったのは、調理部門の講話です。調理師である六車氏は、自身の業務について語り、中学生たちに「自分の仕事を見つめ直す良い機会になった」と述べました。中学生たちの将来に対する期待感を感じ取り、今後の社会において憧れられる職業人になるため、自らに鞭を打つ気持ちになったとのことです。
今後の展望
交流を大切にするホテル側は、今後も地域の活性化に向けた取り組みを進めていく考えです。また、実践的な経験を通じて、学生たちに自らの成長の機会を提供することを目指しています。特に、2025年にはホテル ユニバーサル ポートが開業20周年を迎え、記念コンサートも企画しています。地域の吹奏楽部にも参加してもらい、さらなる地域とのつながりを深める場を作り出す予定です。
施設の魅力と未来への取り組み
「ホテル ユニバーサル ポート」と「ホテル ユニバーサル ポート ヴィータ」は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのオフィシャルホテルとして、素敵な体験を提供しています。環境への配慮や地域との共生など、サステナビリティについても積極的に取り組んでおり、今後の社会に貢献する施設を目指しています。
このようにして、将来を担う学生たちにとって、職業体験はただの学びではなく、自分自身を成長させる貴重な経験となっています。今後もこのような取り組みが広がり、多くの学生が自分の夢や進路を実現する一助となることを期待しています。