株式会社クラスは、環境に配慮した循環型エコシステムの構築を目指す企業で、「“暮らす”を自由に、軽やかに」というビジョンのもとで活動しています。この度、同社は株式会社商工組合中央金庫(商工中金)から3億円の資金を調達し、その資金を利用して商品の取扱いカテゴリーおよび在庫点数をさらに拡大する計画を発表しました。
資金調達の背景
クラスは、個人向けの家具や家電のサブスクリプションサービス『CLAS』や法人向けのオフィス構築・移転サービス『CLAS Biz』、そして不動産物件の早期成約を支援するインテリアコーディネート『CLASホームステージング』等、多岐にわたる事業を展開しています。これらのサービスを通じて、顧客に「借りる・返す・買う」という選択肢を提供し、持続可能な利用体験を創り出しています。
資金調達に至った理由として、クラスは消費者のニーズに対する対応力を高めるために、在庫や取扱い商品の増加が必要とされています。この取り組みは、リペアやクリーニングを施した商品を再利用することで、廃棄物削減や脱炭素化に貢献している点でも評価されています。
商工中金の支援
商工中金は、クラスの事業に対して現地訪問や経営者とのヒアリングを通じて、具体的な事業性評価を行い、その強みや財務上の課題を理解した上で融資契約を結んだといいます。商工中金の担当部長である髙橋幸一氏は、クラスが持続可能な社会を目指す姿勢に感銘を受け、デットファイナンスを実行したとのことです。
さらなる成長を目指して
今回の資金調達を通じてクラスは、物価高に対する消費者ニーズに応えられるよう、商品の取り扱いをより一層充実させることを目指しています。代表取締役社長の久保裕丈氏は、商工中金による無保証の融資に感謝し、今後の成長と循環型社会の実現に向けた取り組みを加速させる決意を述べています。
クラスのサービスは、家具や家電を月額で利用できるため、消費者にとっても新しいライフスタイルを提案するものとなっています。また、環境省の実証事業では、従来型ビジネスに比べてCO2排出量や廃棄物発生量を大幅に削減していることが確認されており、今後の進展が期待されています。
これからの展望
「借りる・返す・買う」を自由に選べるサービスは、消費者にとってさらなる魅力を提供するとともに、持続可能な社会への移行を支える重要な要素です。クラスは、今後も省資源化や環境負荷の軽減に貢献しつつ、誰もが自由で軽やかに、自分らしく生きられる社会の実現に向けて、さらなる発展を遂げることでしょう。
詳しい情報やサービス内容については、
クラスの公式サイトをご覧ください。