京都の新拠点「Kokuban BASE」が描く未来
教育現場におけるICT機器導入の迅速な進展を背景に、京都市内に新たな教育拠点が誕生しました。その名も「Kokuban BASE(コクバン・ベース)」。この施設は、複数メーカーの電子黒板を一堂に体験できる日本初の常設体験倉庫です。2025年11月1日のオープンに向け、多くの教育事業者や学校関係者が注目しています。
教育現場に迫るICT化の波
GIGAスクール構想によって、全国の教育機関で ICT機器の普及が進む中で、導入した設備がどれだけ有効活用されているのかが新たな課題となっています。OECDのPISA2022調査によれば、日本の生徒は世界的な学力水準にあるものの、デジタル機器の授業活用度は低く、現場でのICT利用が進んでいない現状が浮き彫りになっています。これにより、機器導入後に予想外の使い勝手の悪さに直面する教育者や生徒も少なくありません。
ユーザー目線で選べる「Kokuban BASE」の取り組み
「Kokuban BASE」では、6ブランドの電子黒板を比較しながら、教育現場での実用性を追求しています。施設内では、MAX HUB、Promethean、BIG PAD(SHARP)、BenQ Board、StarBoard、ミライタッチの6ブランドが並び、各商品の特性を体験できます。この環境では、ただ製品情報を収集するだけではなく、実際に運用する際の操作感やフィーリングを確認できるため、導入後のミスマッチを減少させることが可能です。具体的には、照度・視認距離・設置高さなどの条件を統一し、授業のシミュレーションも行います。
体験を通じて選ぶ重要さ
「Kokuban BASE」では、来場者は自由に教材を使ったり、講師から直接アドバイスを受けることも可能です。現役の学習塾講師が利用者の導入目的や授業スタイルをヒアリングし、最適な製品の提案に努めます。このように、ただ単に比較するだけでなく、教育者自身が目で見て手で触れる体験ができることが何よりの強みです。施設は完全予約制で、無料で体験が可能となっています。
安心のサポート体制
導入後も「Kokuban BASE」はその役割を終わらせません。全ての提供製品には5年保証が付帯し、万が一のトラブルにも迅速に対応できる体制が整えられています。また、導入後の活用方法や最新の情報を提供するユーザーコミュニティも用意されており、長期的なサポートを通じて「宝の持ち腐れ」を防ぎます。
最後に
「Kokuban BASE」は、電子黒板の導入過程を一新します。これまでの情報だけによる選定から、実際に触れて体験した上での選択がこれからの教育現場には求められています。新たな学びを実現するために、ぜひこの機会に「Kokuban BASE」を訪れて、未来の授業スタイルを見つけてください。そして、安心して導入後の活用を進めていける環境を手に入れましょう。