曽根崎心中上映会
2026-03-24 13:30:44

シネマ歌舞伎『曽根崎心中』完成披露上映会レポート

シネマ歌舞伎『曽根崎心中』完成披露上映会レポート



2026年4月10日(金)、待望のシネマ歌舞伎最新作『曽根崎心中』が全国54館で公開されることを記念して、MOVIX京都にて完成披露上映会が行われました。本作では、父の坂田藤十郎と息子の中村鴈治郎が共演しており、鴈治郎はシネマ歌舞伎版の編集にも関与しています。舞台挨拶には鴈治郎と、南座公演「曽根崎心中物語」でお初・徳兵衛を演じる中村壱太郎が揃って登壇し、作品の魅力や四代にわたる芸の伝承について多くのエピソードを語りました。

パッションと継承の思い



鴈治郎は「『曽根崎心中』がシネマ歌舞伎になることを一番喜んでいるのは、たぶん父(お初役 人間国宝・四世坂田藤十郎)でしょう」と絶やし日頃の思いを伝えました。壱太郎は南座での公演を終えて駆け付け、「これが3回目の『曽根崎心中』です」と語り、祖父藤十郎の影響を受けながら今日に至る過程の大切さを語りました。彼が19歳の頃に初めて祖父から稽古を受けた思い出を引き出し、「1400回やっていても、毎日初めての気持ちを持っている」という祖父の言葉を大事にしていると明かしました。

映画『国宝』とのつながり



舞台挨拶では、日本アカデミー賞で10冠を達成した映画『国宝』に関する話題も。鴈治郎は映画の役者たちが、彼らが渡した映像を見て役作りをしていることを共有しました。シネマ歌舞伎版の魅力を引き立てる点についても触れ、技術進化によって音楽と竹本のバランスが再編集されていることも強調しました。壱太郎は、今の技術での映像がいかに美しいかを体感してほしいと熱く語りました。

クオリティの高さと親子の絆



録音の際に意図していなかった音響効果が、シネマ歌舞伎において新たな魅力を引き出しているのです。映像も記録映像とは桁違いに美しく、両者の手の動きや表情を間近で感じられる瞬間を逃さないような作品に仕上げられているとのこと。鴈治郎は、しっかりとした編集方針に基づき「父が美しく映っているカットを選んで」再編集したと話し、親子での繋がりを感じさせてくれました。

最後のメッセージ



舞台挨拶の最後では、壱太郎が「この映画がヒットすれば、また『曽根崎心中』を舞台にかけることができると信じています」と観客にお願いしました。鴈治郎は「父・坂田藤十郎の映像が残っていることがとても嬉しい」と伝え、観客に心に刻んでもらいたいと語りました。「ぜひ映画『国宝』以上のヒットを!」とのユーモアで締めくくられ、親子のスムーズなトークと共に、アットホームな雰囲気に包まれた笑顔いっぱいの舞台挨拶が終わりました。観客からは割れんばかりの拍手が送られました。

公開情報


シネマ歌舞伎『曽根崎心中』は2026年4月10日(金)から公開。チケット料金は一般2,500円、学生・小児1,500円、ムビチケは2,200円(全て税込)。

あらすじ


相思相愛の遊女お初と商人の徳兵衛。しかし徳兵衛は友人に裏切られ、伯父に返すはずだった金をだまし取られます。名誉を傷つけられ絶望する徳兵衛と、彼を信じるお初。お初が徳兵衛に命をかけて潔白を証明する覚悟を問うシーンは、ぜひ皆さまの目でご覧いただきたいです。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

関連リンク

サードペディア百科事典: シネマ歌舞伎 曽根崎心中 中村鴈治郎

トピックス(映画)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。