株式会社サクモフの新サービス「脱・Access」
株式会社サクモフは、2025年9月25日より、中小企業が抱えるMicrosoft Access業務の属人化と非効率性を解決するための新たなクラウド移行支援サービスを提供開始しました。このサービスは、特に多くの企業で見られる「特定の担当者が出社しないと業務が止まる」という問題に焦点を当てています。
背景と問題点
多くの中小企業では、売上管理や顧客データ、請求書など、ビジネスの基本となる重要な情報が特定の担当者のPCに保存されたMicrosoft Accessファイルで管理されています。このため、「この業務は〇〇さんしか分からない」といった状態が多々見られ、担当者が休んだ際には急な修正依頼にも対応できないリスクがあります。また、PCの故障やデータの紛失といった問題は、企業にとって致命的な経営リスクとなる可能性があります。
リモートワークが普及しつつある中で、Access業務のために出社が不可欠な場合、柔軟な働き方を妨げる要因にもなっています。
新しいサービスの概要
株式会社サクモフが提供する「脱・Access」サービスは、Accessに依存した業務フローを見直し、データの管理と運用をGoogleのクラウド環境へ移行することを目指しています。このサービスの特徴は、単にAccessファイルをクラウドに保存するだけではない点です。
クラウドへのデータ保存
重要なデータは、Google スプレッドシートやBigQueryといった堅牢なセキュリティを提供するクラウドサービスに安全に移管されます。これにより、高速かつ大容量のデータもスムーズに扱えるようになります。
業務アプリの導入
Accessの複雑な操作画面を改め、操作が簡単な業務アプリに変換します。プログラミング技術がなくても使えるツールであるAppSheetを用いることで、スマートフォンやPCから直感的にデータの入力や更新が行える環境を整えます。
データの可視化
クラウドに蓄積されたデータは、AppSheetやLooker Studioを利用してグラフ化され、売上推移や顧客動向など、経営判断に役立つ情報がリアルタイムで提供されます。迅速な意思決定をサポートすることが可能になります。
脱・Accessが実現する3つの変革
1.
属人化からの解放
業務フローがシンプル化され、誰でも扱えるスムーズな仕組みが構築されます。手作業や複雑なマクロが不要になることで、業務の効率化が実現します。
2.
働き方の自由化
データがクラウドにあるため、社員はどこでも最新の情報にアクセスできるようになり、オフィスや自宅、外出先など、多様な働き方に対応します。
3.
データを「資産」化
点在していた情報が一元化されることで、使えるデータに変わります。リアルタイムの経営ダッシュボードにより、次の一手を見据えた経営判断が可能になります。
サクモフの紹介
株式会社サクモフは、中小企業の課題解決を使命として2021年に設立されました。京都を拠点に、経営の革新を支援する認定機関として、DX推進や業務改善、補助金申請など幅広い支援を行っています。また、コワーキングカフェ「シゴトとアソビ」を運営し、起業家や経営者のコミュニティ拠点としても機能しています。
会社概要
- - 社名: 株式会社サクモフ
- - 所在地: 京都府京都市上京区桝屋町365 サンアートビル2F
- - 事業内容: 経営コンサルティング業務
- - 代表: 諸隈 亮祐、藤本 将平
- - 認定: 経済産業省認定 経営革新等支援機関
- - コーポレートサイト: サクモフ公式サイト
この新サービスを通じて、多くの中小企業が抱えるデータ関連の課題が解決され、効率的に業務を進めることができる環境が整うことでしょう。