バナナペーパーをテーマにした商品企画プレゼン授業
京都府立京都すばる高等学校で行われた特別授業では、株式会社高速オフセットのバナナペーパーを題材にした商品企画プレゼンテーションが行われました。このイベントは、SDGsに貢献する紙製品の普及を目的としたもので、生徒たちが自由な発想で商品を企画し、英語で発表するという試みがなされました。
学生たちの独創的な発想
授業は、企画科の英語授業と連携し、8つのグループに分かれた高校生たちがそれぞれ「バナナペーパー商品を売る会社を設立した」という設定で企画を立案しました。その中には、バナナペーパーを用いた折り紙やマスキングテープ、観光客向けの扇子、または菓子切りと日本の文化を融合させたユニークなアイデアが多数発表されました。
生徒たちは、商品のPRポイントや会社の理念、オリジナルロゴなどをしっかり考え、プレゼンテーションの場で発表しました。
バナナペーパーでできること
学生たちの中には、バナナペーパーを使った教育冊子の作成を提案する者や、バナナペーパーを素材にしたメモ帳、またはコースターの製作を希望する声もありました。これらの企画は直ちに実現可能であり、生徒たちの環境への意識の高さが伺えます。
中には、「トイレットペーパーをバナナペーパーで作りたい」という大胆な提案もあり、参加した全員がその想像力に驚かされました。
プレゼンテーションの質
プレゼンテーションでは、各チームが自らのアイデアをしっかりと裏付ける根拠や理念を語っており、そのクオリティは非常に高かったと言えます。特に、商品名やデザインの背後にある思いを語る姿は印象的でした。
バナナペーパーの学び
また、バナナペーパーは高校の教科書にも取り上げられており、ザンビアにおけるその製造過程や現地の人々の暮らしについても学びました。この授業を通じて、生徒たちは自然環境を守る意義や、サステナブルな社会の実現について考える機会を得たのです。
出張授業では、実際にバナナペーパーを手に取ることもあり、バナナの茎繊維の質感を体験しながら、ザンビアの工場での生産状況について触れました。参加した生徒たちからは、「授業を通じて多くのことを学び、人との繋がりの大切さを感じた」という声が寄せられました。
今後の展望
このように、京都すばる高等学校での実施は、生徒たちにとって貴重な学びの場となり、バナナペーパーを通じて持続可能な未来を考えるきっかけを与えました。株式会社高速オフセットは今後も教育を通じてサステナブルなアクションを広げるべく、様々な取り組みを続けています。
次回は、KAMIKENのさらに新しいプロジェクトについてお伝えしますので、ぜひご期待ください。