ショーン・タン初画集の魅力が詰まった作品展が京都で開催
2025年1月27日から、京都市の大垣書店京都本店イベントスペースにて、「The Art of Shaun Tan」と題したショーン・タンの出版記念作品展が開催されます。この展覧会は、25年にわたるショーン・タンの創作の軌跡を辿る初の画集『クリーチャー絵、スケッチ、そしてエッセイ』の発売を記念したものです。
ショーン・タンの芸術世界
絵本『エリック』やグラフィック・ノベル『アライバル』の著者であるショーン・タンは、作品の中で生き物やクリーチャーをテーマにした多様な作品を描いてきました。『クリーチャー絵、スケッチ、そしてエッセイ』は、彼の初公開となるドローイングやスケッチを含む194点を収録した、まさに彼の全貌を知ることができる画集です。作品の背後にあるストーリーや彼自身の創作の源を読み解くエッセイも含まれており、創作する人たちにとっては大いなるインスピレーションを与えてくれる内容です。
展覧会の概要
この展覧会では、ショーン・タンの直筆版画やグッズ、書籍が販売される予定です。展覧会の開催期間は2025年1月27日から2月17日まで、場所は大垣書店京都本店イベントスペース(〒600-8009 京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町78 SUINA室町1F)です。
参加イベント
特に注目したいのは、2月11日(火・祝)に行われるトークイベントです。参加者は会場での対面参加とオンライン参加のいずれかを選べます。会場参加の場合は1500円に書籍購入が必要で、オンライン参加の場合は1000円に書籍が加算される形になります。それぞれの参加形態には、限定グッズやサイン本の特典も用意されています。
求龍堂の歴史
本展の主催である求龍堂は、1923年に創業し、昨年2023年には百周年を迎えた美術書出版社です。「求龍」という名は、フランス語の「CURIEUX」に由来し、芸術や知的好奇心を追求する意味が込められています。伝統美からアート絵本まで、常に新しい美の発見を目指している求龍堂は、ショーン・タンの作品を通じて、一層その理念を実現しています。
意外な魅力の再発見
ショーン・タンが描く「クリーチャー」は、単なる生き物ではなく、我々人間に新たな視点や洞察を提供してくれる存在です。初めて見るスケッチや詳細な作品解説を通じて、観客は彼の作品に秘められたメッセージを深く理解し、感動を得ることでしょう。ぜひこの機会に、ショーン・タンの作品世界を堪能し、新たなインスピレーションを受け取ってください。
申込情報
イベントへの参加申し込みは、指定のフォームから行う必要があります。申込期間は2025年1月22日から2月10日まで。定員に達し次第、受付は終了となりますので、早めの申し込みをおすすめします。
心温まる作品とともに、ショーン・タンの深い想いに触れられる貴重な機会を逃さずに、ぜひ足を運んでみてください!