京都駅ビルに誕生した光の茶室『貴和』
京都駅ビルの7階、トランジットゾーンに位置する「NIWA」に、革新的な光の茶室『貴和』が誕生しました。この茶室は、公益財団法人KAWAJIRI FOUNDATIONの設立者である川尻征司氏の寄贈により実現しました。
「貴和」は、クリエイティブカンパニー・ネイキッドが手掛ける体験型アート空間であり、京都市との共同プロジェクトとなっています。この茶室は、茶道の伝統である裏千家との協力のもと、華道家元池坊、いけばな草月流、そして造園の植治といった名門の影響を受けて創り上げられました。
アートとしての茶道
川尻氏はこのプロジェクトの中で、茶道が持つ「日本人が大切にしてきた美意識や間の取り方、もてなしの心」を光の演出により可視化したことに深い意義を見出しています。「亭主の所作が光の軌跡として浮かび上がる演出によって、アートとして昇華される様子がとても素晴らしい」とのコメントが印象的です。実際、光の茶室では、特別なお点前が光や音の演出を通じて、来訪者に新たな体験を提供します。
披露茶会「伝統と革新の披露茶会」
2025年3月3日には、特別な茶会「伝統と革新の披露茶会 presented by SEIJI KAWAJIRI」が開催されました。このイベントには、京都市の松井孝治市長をはじめ、多くの来賓が参加しました。茶道裏千家の奈良宗久氏による特別なお点前が披露され、来場者は伝統的な茶道の魅力を新しい視点から体感しました。
川尻氏は、アートに寄贈する側としての挨拶の中で、京都に何か貢献したいと考え、この光の茶室プロジェクトに参加した経緯を語りました。彼は、京都の伝統が息づくこの地で、形あるものとして未来へと繋げる活動に関わることができたことを誇りに思っています。
光の茶室の魅力
光の茶室『貴和』は、来訪者に新しい感覚の茶道体験を提供するだけでなく、伝統を現代アートと融合させた空間でもあります。光をテーマにした演出は、訪れる人々に心地よい癒しの時間をもたらしてくれることでしょう。
開放的な空間での飲食体験
「NIWA」内には飲食施設も併設されており、光の茶室『貴和』に隣接して、くつろぎのひとときを楽しむことができるようになっています。トランジット感のある開放的な空間で、京都ならではの味覚を堪能できます。
光の茶室『貴和』は、京都の新しいアートスポットとして、訪れる人々に新鮮な発見と共に、伝統の深さを感じさせてくれる場所です。ぜひ、あなたも『貴和』で心の豊かさを体験してみてはいかがでしょうか。
営業情報
光の茶室『貴和』は、京都駅ビル7階の東広場に設置されています。営業時間は11:00から23:00までで、定休日は不定です。詳細な情報は公式サイトやSNSを通じて確認できます。
【公式サイト】NIWA 公式サイト
【公式Instagram】@niwa_kyoto