ホシザキの挑戦
2025-06-13 08:57:22

ホシザキ、海外展開を加速!米国の食品ショーケース企業買収へ

ホシザキの新たな一歩



日本の総合フードサービス機器メーカーであるホシザキ株式会社が、2014年の設立以来、業務用機器の分野で着実な成長を遂げてきましたが、新たに大きな動きを見せています。2025年7月末を目指し、アメリカの食品ショーケースメーカー、Structural Concepts Corporation(SC)の買収を目的とした合併契約を締結したのです。

SCとは何か?



Structural Concepts Corporationは1972年に設立され、米国のミシガン州ノートン・ショアーズを拠点に、冷凍・冷蔵・温蔵用のショーケースを製造・販売しています。スーパーマーケット、レストラン、カフェなどに広く製品を提供するこの企業は、米国内での高い技術力と品質で知られています。特に、自社製造と部品の直接取引を重視することで、高い収益性を誇ります。その成長は現在も続いており、自然冷媒の導入や次世代自動販売機の開発に取り組む姿勢が評価されています。

買収の背景と意義



ホシザキは、海外での市場拡大を狙いに、SCの技術とノウハウを取り込むことで商品ラインアップを充実させる考えです。加えて、両社の販売チャネルを共用することで、さらなる顧客開拓が期待されています。これにより、急成長を遂げるコンビニエンスストア市場をターゲットにし、シナジー効果を最大限に発揮するプランが描かれています。

買収のスキーム



ホシザキは、米国の持株会社HOSHIZAKI USA HOLDINGS INC.を通じてSC Holding Corp.を買収することになります。逆三角合併方式を採用し、買収用に設立した子会社Alliance Acquisition I, Inc.を利用してSCの親会社を吸収合併します。この手法により、買収後はSCとGMの傘下にホシザキが連なる形となり、米国内での一貫した運営が可能になります。

未来への期待



この買収によって、ホシザキは米国における業務用機器市場での地位を確立することが見込まれています。特に食品業界が持つ持続可能性のニーズに応じた商品展開が進むことにより、顧客満足の向上にも寄与するでしょう。また、SCの持つ先進技術を取り入れることで、新たなビジネスモデルの創出も期待されます。

結論



ホシザキはこの重要な戦略的買収を通じて、世界市場における競争力の強化を目指しています。京都を中心とした日本企業が、外国市場を視野に入れた新たな挑戦を続けることは、地域経済の活性化に大きく寄与することでしょう。今後のホシザキの動向から目が離せません。


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