今年の漢字と2位の秘密
2025-10-31 10:21:35

「今年の漢字」募集開始!歴代2位の漢字に隠された意味とは

「今年の漢字」募集開始!歴代2位の漢字に隠された意味とは



公益財団法人日本漢字能力検定協会が、2025年11月1日(土)から全国を対象にした「今年の漢字」の募集をスタートさせます。この重要なプロジェクトは、毎年その年の世相を一文字で表現するもので、最も多くの票を集めた漢字が清水寺で発表されます。
今年も多くのメディアに取り上げられるこのイベントですが、注目が集まるのは第1位に輝く漢字だけでなく、2位以下の漢字にも大きな意味があります。今回の記事では、特に歴代の2位の漢字を振り返り、それらが示す世相を考察します。

1995年から2024年までの歴代の第2位の漢字


過去30年間にわたる「今年の漢字」において、第2位として選ばれてきた漢字には、それぞれの時代背景を反映した深い意味が込められています。以下では代表的な5つの漢字を紹介します。

1. 1998年「不」


1998年には「不」が第2位となった理由として、経済不況や政治不信が挙げられます。この年は、和歌山県でのカレー毒物混入事件や、猛毒に対する社会の不安も大きく影響しています。反町隆史さんの「POISON」は、この時代の代表的な曲として人々の心に深く残りました。
応募数501票(3.82%)という結果は、日本経済の先行き不透明感を象徴するものでした。

2. 2004年「韓」


2004年には、韓流ブームを受けて「韓」が選ばれました。この年、第1位は「災」でしたが、「韓」は6,243票(6.81%)を獲得。冬のソナタやヨン様の影響で、韓国文化が大きく浸透した年でもありました。

3. 2013年「楽」


2013年は「楽」が第2位になりました。この年、東北楽天ゴールデンイーグルスの日本シリーズ初制覇や東京五輪誘致が決定し、多くの明るいニュースが世間を盛り上げたことが影響しました。応募数は8,562票(5.03%)で、その年の良いニュースの象徴として記憶されています。

4. 2015年「爆」


2015年では「爆」が選ばれました。訪日外国人による「爆買い」や、自然災害、さらにはパリの同時多発テロが影を落とした年でした。この年の第2位は4,929票(3.80%)を獲得し、多くの複雑な状況を象徴しています。

5. 2018年「平」


2018年は「平」が第2位。北朝鮮との首脳会談や平昌五輪を背景に、「平和」への願望が強調されました。応募数は16,117票(8.34%)に達し、世の中が求める平穏を反映した漢字として選ばれています。

2025年の「今年の漢字」は?


2025年に募集される「今年の漢字」についても、今から多くの期待が寄せられています。この特別な一年には、どのような社会のトレンドや出来事があったのでしょうか。その年を象徴する一字を考えるためには、ぜひ多くの皆さんが過去の漢字とそれに込められたメッセージに思いを馳せてみてほしいです。

応募方法とスケジュール


「今年の漢字」の応募は、11月1日から始まります。応募フォームは公式サイトや郵送、応募箱での受け付けがあります。詳しいスケジュールや応募方法は、公式サイトで確認してください。

時代の波に乗って、多くの声が集まる「今年の漢字」。この時期に、皆さん自身の想いを漢字に込めて応募してみてはいかがでしょうか?


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