災害に強い京都を目指すシンポジウム開催
京都府は、災害時における素早い支援と地域の復興を目指して、2023年10月18日(土)に立命館大学朱雀キャンパスで特別なシンポジウムを開くことを発表しました。このイベントは、災害時連携NPO等ネットワークの設立10周年を祝う意味合いも持ち、これまでの活動を振り返りながら、未来の支援体制について考える貴重な機会となります。
シンポジウムの詳細
シンポジウムは14時から17時30分まで、立命館大学朱雀キャンパス5階の大講義室で開催される予定です。13時30分から開場し、イベントが始まる前に参加者が集まることができます。このシンポジウムでは、災害支援の重要性や地域づくりに関するさまざまな意見交換が行われます。
基調講演
特に注目されるのが、京都橘大学の岡田知弘学長による基調講演です。テーマは「公共と地域経済の再構築~災害から見える新しい地域のかたち~」で、災害を通じてどのように地域のコミュニティを再構築していけるかについて語る予定です。
話題提供とパネルディスカッション
また、知識と経験を持つ専門家たちによる話題提供も行われます。その中には、特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワークの事務局長である明城徹也氏、損害保険ジャパンの澤樹祥子課長代理などが登壇し、それぞれの視点から見た官民連携や民間の役割についての意見が紹介されます。
イベントの後半には、さまざまな支援主体が協力しあい、被災地に寄り添える支援を目指すためのパネルディスカッションも行われます。このセッションでは、災害時連携NPO等ネットワークの会長である牧紀男氏をはじめ、京都府災害ボランティアセンターの神戸望氏など、多様な専門家が参加して意見を交わします。
参加申し込み
シンポジウムへの参加は無料ですが、事前の申し込みが必要です。参加希望者は公式ウェブサイトの専用フォームにて申込みを行ってください。申し込みの締切は、10月16日(木)23時59分までとなっています。
地域の未来への一歩
このシンポジウムは、過去10年の活動を振り返るだけでなく、今後の災害に対する支援の在り方や地域との連携の重要性を考える絶好の機会です。災害に強い地域をつくるために、一人ひとりが関わることが求められる今、ぜひ現場の声に耳を傾け、未来の支援の形を共に考えましょう。参加を通じて、力強い連携の一環となって頂ければ幸いです。