沖縄の伝統織物を楽しむ「ミンサー帯月間」
2025年5月、きもの専門店の株式会社やまとが、沖縄の伝統的な織物「ミンサー帯」の魅力を全国に広めるための特別な一ヶ月を設けます。この「ミンサー帯月間」は、5月1日から31日までの期間で、特に5月4日の「ミンサーの日」に合わせたプロモーションが行われます。
特別企画の数々
この期間、やまとが展開するイベントは、リアルとデジタルを融合させた多様なものとなります。まず注目すべきは、社員によるフォトコレクションです。各地のスタッフがミンサー帯を身にまとい、そのスタイリングを公式Instagram(
@yamato_kimonodreammakers)で紹介。日々の生活の中で楽しむミンサー帯の着こなしを提案します。
また、5月2日から5月5日までの間、京都の新風館にて「ミンサー帯コンクール」が開催されます。こちらでは、84本の選りすぐりのミンサー帯が展示され、来場者による投票で入賞作品が決定されます。このイベントは一般財団法人きものの森との共催で、沖縄県や竹富町の後援を受けて行われます。ファッションコンテストに参加することで、地域の人々とつくり手の想いを直接感じることができる貴重な機会となるでしょう。
オンラインストアでも84本のミンサー帯が販売されます。出品作は、全てつくり手自身が選んだ自信作で、5月2日の午前10時から販売開始を予定しています。興味のある方は、店舗での下見も可能なので、事前に確認しておくと良いでしょう。
ミンサー帯の魅力とは
ミンサー帯は、沖縄県八重山地方の伝統織物であり、「ミン」は綿、「サー」は帯を意味します。特筆すべきはそのデザインです。特徴的な「五つと四つの絣」は、「いつ(5)の世(4)までも末永く」という願いが込められており、愛する人への贈り物としても人気があります。この美しい帯には、沖縄の自然や文化が色濃く反映されており、身に着けることでその土地の歴史を感じることができます。
特設ページも公開されており、ミンサー帯のつくり手へのインタビュー動画や、産地の情景、ものづくりに関する思いを紹介するコンテンツが揃っています。ミンサー帯には、単なるファッションアイテムとしてだけでなく、深い背景とストーリーがあることを知ることができます。
株式会社やまとについて
株式会社やまとは、1917年に創業し、「共創 −お客様、さんち、社会と共に−」を理念に掲げています。現在は「きものやまと」「KIMONO ARCH」「Y. & SONS」「THE YARD」の4ブランドを展開しており、日本各地で多くのファンに親しまれています。Instagramでは、日々のスタイリングやイベント情報が発信されており、フォロワーとのコミュニケーションを大切にしています。
この「ミンサー帯月間」を通じて、ぜひ沖縄の深い文化に触れ、その魅力を感じてみてください。
詳細情報については、
株式会社やまとのコーポレートサイトをご覧ください。