ミシュランガイド連続掲載店「真白」の魅力とシェフの想い

特別な体験ができるレストラン「真白」

京都の繁華街の中に佇むレストラン「真白」(ましろ)は、フランス料理の技を基盤にしたジャンルレスな美食体験を提供しています。和食が主流の地域において、真白は四季折々の希少な食材を巧みに取り入れることで、日本文化の魅力を引き出しています。本店のシェフ、小霜浩之氏は、料理を通じて一人ひとりのお客様と向き合い、ライブ感あふれる調理を実現。お客様の知的好奇心を刺激する一皿は、深く心に残ることでしょう。

シェフ小霜浩之の経歴

小霜氏の経歴もまた、注目すべき点です。彼は大阪の「リーガロイヤルホテル」で研鑽を積んだ後、同ホテル史上最年少となる33歳で、福岡県北九州市の「レストランシャンボール」のシェフに就任しました。その後、京都市にあるフレンチレストラン「DOUZE GOUT 12＋」にても腕を奮い、国際料理コンテスト「ボキューズ・ドール」にも日本代表として名を連ねるなど、数々の実績を築きました。

2012年には兵庫県芦屋市に「コシモ・プリュス」をオープンし、ここで念願のミシュラン一つ星を獲得。2017年には「祇園呂色」を開店し、こちらもミシュランに選出されました。そして2023年、烏丸に新たにオープンした「真白」も、2024年には一つ星に輝き、2025年には再び一つ星を獲得する快挙を成し遂げました。

「真白」の料理と提供スタイル

「真白」では、食材を最大限に生かすため、今が旬の食材を生産者から直送で仕入れています。シェフは対面式のカウンター越しにお客様に料理を提供し、その一皿一皿がまるでアートのように美しく仕上がります。料理を楽しむためには「心を真っ白に」という理念のもと、感情や思考を一度リセットし、五感をフルに使って料理を味わうことを大切にしています。