箔の新たな可能性を感じる「箔々 HAKUHAKU」が始動
2025年1月10日、関西巻取箔工業株式会社(KANMAKI)が、新たなWEBメディア「箔々 HAKUHAKU」を公開しました。このメディアは、手軽に利用できる一方で意外と知られていない「箔」の世界を広く紹介し、さらなる魅力を発信していくことを目的としています。特にクリエイターやデザイナー、印刷業界の専門家たちにとって、箔の可能性を探求するための貴重なリソースとなることを期待しています。
「箔々 HAKUHAKU」とは?
「箔々 HAKUHAKU」のコンセプトは、箔に関する様々な疑問に対する答えを提供し、新たなアイデアを育む場を作ることです。たとえば、次のような疑問に対する情報が得られます:
- - 箔の見本帳にはどのような種類があるのか?
- - 現在どのような箔が新たに開発されているのか?
- - 自分だけのオリジナル箔を制作するための手順は?
- - 箔はどのように製造されるのか?
これらの疑問を解決し、クリエイティブなプロジェクトをサポートするために、「箔々 HAKUHAKU」では多様なトピックに関する情報を介して、ユーザーのアイデアや希望を実現する手助けを行います。
「箔々 HAKUHAKU」に込められた熱い想い
「箔にワクワクしよう、箔のアイデアに出会おう」というメッセージには、KANMAKIが抱える想いが込められています。同社は70年以上にわたって箔の製造に携わってきましたが、その中で「つくり手」と「つかい手」間の距離が感じられることが多かったといいます。このメディアを通じて、新しい出会いやアイデアの創出が促進されればと考えています。
箔に関する多様な情報が満載
「箔々 HAKUHAKU」では、箔の製造プロセスやデザインのトレンド、成功事例、さらにはDIYのヒントなど、より具体的な情報を提供していくことで、コミュニティを形成していく意向も示しています。特にデザイナーやクリエイター向けの特集記事も展開される予定で、彼らの創造的な挑戦を応援する姿勢が魅力です。
企業背景と意義
KANMAKIは、京都市左京区に拠点を持ち、真鍮粉を用いた日本初の転写箔「ブロッキングホイル」の開発など、顔料箔の先駆者として知られています。著名ブランドのロゴや自動車のエンブレム、さらにはコロナワクチン用の注射器の目盛りまで、多岐にわたる用途で使用されている箔製品を展開しています。最近では、ボールペンで描ける箔「煌葉(きらは)」が注目を集めており、国内外の愛用者が増えていることが報告されています。
また、KANMAKIは週休3日制の導入や外部人材の活用など、働き方改革にも積極的に取り組んでおり、社員のより良い働き方を追求しています。
「箔々 HAKUHAKU」を通じて人々のクリエイティビティを引き出し、あらゆるシーンで箔の新たな可能性を広げることを目指しているKANMAKI。これからの発信にも目が離せません。