轟修杜のアート展
2025-07-12 06:49:23

色彩と音楽が響き合う轟修杜のアート展示が仁和寺で開催

轟 修杜 アール・ブリュット展開催のお知らせ



京都の世界遺産・仁和寺にて、アール・ブリュットアーティスト轟 修杜の個展が開催されます。この特別な展示は、彼が10歳までペンを持たなかったという独特の背景を持つアーティストとしての魅力を感じさせるものになるでしょう。

轟 修杜の感性と成長の道のり


轟 修杜は、幼少期に自閉症傾向と診断され、言葉やコミュニケーションの面で苦労してきました。小学生時代には筆圧も弱く、字を書くことが非常に困難でした。しかし、彼の人生に転機をもたらしたのは、音楽の先生と取り組んだ「絵描き歌」でした。この経験を通じて描くことの楽しさを見いだし、彼はまるで心のリズムに乗せて絵を描き始めました。

その後の彼の作品は、ひらがなやカタカナ、アルファベット、数字を自由に組み合わせた色とりどりの模様へと進化し、現在では驚くほど力強い筆圧で描くようになりました。彼にとって、描くという行為はまさに「ことば」となり、自己表現の重要な手段となっています。

展示内容とアート体験


本展では、2000枚に1枚の割合で完成に至る創作プロセスを通して生まれた、彼の唯一無二の作品が展示されます。豊かな色彩と独創的なデザインの作品は、見る人の心に深く響くことでしょう。

仁和寺の荘厳な空間の中に広がる轟 修杜の「色彩の宇宙」は、観覧者に新しい感覚をもたらし、彼が心を通わす「絵と言葉の対話」を体感できる貴重な機会です。アール・ブリュットの概念に基づいたこの展示は、未加工の表現を通じて、彼の内面の世界を解放します。

特別企画:画から感じる即興演奏会


また、特別企画として「画から感じる即興演奏会」が開催されます。打楽器奏者の谷本麻実さんとヴィブラフォン奏者の谷口かんなさんが、轟の作品からインスパイアを受けて演奏を行うことで、音楽とアートが響き合う特別な時間を提供します。

この音楽とアートのコラボレーションが生まれることで、さらに深い感動が体験できることでしょう。即興演奏は2025年8月8日、9日の両日にわたり、各午後5時から行われ、参加者は事前予約が必要です。

開催概要


  • - 会期:2025年7月28日(月)〜8月10日(日)
  • - 観覧時間:9時〜17時(最終受付は16時30分まで)
  • - 会場:仁和寺 黒書院(京都府京都市右京区御室大内33)
  • - 入場料:仁和寺の御所庭園拝観料(大人800円、高校生以下無料)

轟 修杜の母、轟 都さんの想い


「描くこと」を通じて世界と接続できた轟の成長が、仁和寺という特別な場所でどのように表現されるのか、私たちも非常に楽しみです。彼のアートがどのように多くの人々と結びつくか、ぜひ目撃していただきたいと思います。

問い合わせ


  • - 轟修杜に関するお問い合わせ:株式会社インフィニティ(福田・市川)Email: [email protected]
  • - 個展に関するお問い合わせ:轟 都 Email: [email protected]
  • - 仁和寺に関するお問い合わせ:075-461-1155(真言宗御室派 総本山 仁和寺)


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