京都やま六・京都一の傳、新たな歴史の始まり
2025年6月1日、京都で90年以上の歴史を持つ老舗、株式会社京都やま六および株式会社京都一の傳は、経営体制の大きな変革を迎えます。43年間社長を務めた秦健二が会長職に就任し、初めての親族以外の人物である中尾太一が新しい代表取締役社長に昇格。この交代は、企業の未来を見据えた重要な一歩となるでしょう。
中尾太一、新社長の経歴
新たに社長に就任する中尾太一は、若くして成功した料理人として知られています。25歳で自身の会社、PLEINを創業し、東京や京都で多様なレストランと小売事業を展開。経済産業省の「日本のはばたく中小企業300」に選出されるなど、その手腕は多くの業界関係者から評価されています。2018年には京都やま六・京都一の傳にアドバイザーとして関わり始め、2023年からは子会社の代表も務め、しっかりとした経営基盤を築いています。
中尾氏は、「この美味しさをもっと多くの人に届けたい」との想いを胸に、京都の伝統食文化を次世代に引き継ぐ責任の重大さを感じています。彼が目指すのは、伝統と革新の両輪で会社を発展させ、世界へとその名を広めることです。
秦健二会長の想い
元社長の秦健二は、41年間にわたって同社を率い、事業規模を10億円未満から40億円規模に成長させました。彼は「もっと美味しい西京漬けを作りたい」という強い意志を持ち続け、愚直に美味しさを追求してきました。その努力が今や100年を迎えるということは、一つの大きな部門の存在証明となるでしょう。
「京都一の傳の歴史と伝統を次の世代に引き継ぐ中尾氏に期待しています」とコメントを寄せた秦健二会長。これから彼がどのように、さらなる高みへと導いていくのか、注目が集まります。
新体制での展望
新社長として、数々の経験を持つ中尾氏は、古き良き伝統を守りながら新たなビジネスモデルの構築に取り組む意向を示しています。既に新規事業の立ち上げに携わっており、西京漬けのさらなる可能性を探るプロジェクトも進行中です。
この新しい経営体制のもと、両社は、これまで以上に地域に根ざした活動をしていくとともに、国内外の市場を視野に入れた展開を計画しています。伝統的な京都料理の魅力を多くの人に知ってもらえるよう、さまざまなイベントなども積極的に行う予定です。
まとめ
創業100年を迎える京都やま六・京都一の傳。新たな社長の下で始まる新時代に、多くの期待が寄せられています。古きを大切にしつつも新しい挑戦を続けるこの会社の今後に、ぜひご注目ください。