インクルーシブデザイン
2026-03-27 11:15:52

インクルーシブデザインが企業戦略において果たす役割とは?松本友理がサステナブル・ブランド国際会議で発表

2026年2月19日、東京の国際フォーラムにて開催された「サステナブル・ブランド国際会議2026」において、株式会社Haluの代表取締役である松本友理が登壇しました。この講演は、インクルーシブデザインが企業経営において持続可能な成長をもたらす戦略であるとのメッセージを強調するものとなりました。

松本は、自らが育児の過程で感じた困難やインクルーシブな社会づくりの重要性を基に、「IKOU(イコウ)」ブランドを立ち上げ、その成果を発表しました。具体的には、障害児専用ではなく、すべての子どもが使用できるポータブルチェア「IKOUポータブルチェア」の開発について説明。これらのプロダクトは、従来の高価な福祉用具とは異なり、量産化を実現することで低価格で提供し、多くの地域で導入が進んでいます。

「IKOUポータブルチェア」は全国で83の企業や125の施設に導入されており、とりわけスポーツ施設や商業施設での利用が増えています。時には、高い満足度を得た保護者が「子ども用の座席代金を払ってでも次回も利用したい」との意見を寄せるなど、インクルーシブデザインの実践が、新たなビジネスチャンスを生むことを示す結果となりました。また、世界には18.5億人の障害者がおり、その購買力は驚異の13兆ドルに達しますが、実際にこの市場をターゲットにしている企業はわずか5%しかないという現状も報告されました。これは、経済的な視点からも、インクルーシブデザインの導入がソリューションとなりうることを示しています。

登壇を終えた松本は、「この貴重な機会に感謝し、自社の取り組みを通じて、インクルーシブデザインが社会全体に新しい価値をもたらすことを信じている」と語りました。彼女のビジョンは単に製品を用意することだけでなく、障害者の声を反映させた社会の実現を目指すものです。

また、Haluはインクルーシブデザインの価値を企業のビジネス戦略に組み込む支援も行っています。「DEI推進をどのように具体化するか」といった課題に対し、研修やワークショップ、リサーチからプロダクト開発に至るまで、多様なサービスを提供しています。

このように、松本友理の講演は、企業がインクルーシブデザインを採用する意義とその可能性を再確認する機会となりました。これまで見逃されていた声を取り入れ、それをもとに新たな価値を生み出したいという思いが、彼女の言葉の裏に豊かな情熱と希望を宿らせています。Haluは今後も、共創を通じてインクルーシブな未来を築くために力を尽くしてまいります。


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