京セラKC1210Aシリーズ
2025-09-17 14:26:27

京セラが新たに開発した超小型水晶発振器KC1210Aシリーズの魅力とは

京セラの次世代小型水晶発振器「KC1210Aシリーズ」



2025年9月17日、京セラ株式会社は業界最小サイズの水晶発振器「KC1210Aシリーズ」を発表し、注目を集めています。この新モデルは、従来品と比べ約50%の低電圧、すなわち0.9Vでの駆動を可能にしており、スマートフォンやウェアラブルデバイスといった次世代機器のニーズに応える製品として期待されています。

超小型サイズと低消費電力の実現



KC1210Aシリーズは、サイズが1.25mm×1.05mm×0.5mmと業界最小を誇り、従来のKC2016Kモデルと比較して面積は約60%減、体積は約1/4にまで小型化されています。これは京セラの独自技術によるもので、小型素子設計に特化した結果、諸特性と小型化を両立させたのです。高機能化が進むスマートフォンやウェアラブルデバイスにおいて、限られたスペースに多くの機能を詰め込むことが必要不可欠ですが、この新しい水晶発振器はその要望に応えるものとなっています。

さらに、新型の低電圧駆動ICの導入により、消費電力は従来品に比べてなんと約50%削減される見込みです。今後、ますます普及が進むこれらのデバイスにおいて、バッテリーの持続時間を延ばすための省電力化は不可欠です。KC1210Aシリーズはその点で、大きな役割を果たすことが期待されています。

市場ニーズへの対応



近年、AI機能を搭載したスマートフォンや、VRゴーグル、ウェアラブルデバイスなど、高速通信や大容量データ処理が可能なデバイスが増えています。しかし、それに伴って機器の消費電力が増加し、バッテリーの消耗が深刻な課題となっています。この状況を受けて、小型かつ低電圧で駆動できる水晶発振器の需要が高まっています。

京セラはその技術力を活かし、このニーズに応えるべくKC1210Aシリーズを開発しました。今後も高機能化が進むスマートフォンやウェアラブル機器において、より多くの機能を持たせながらも、その負荷を軽減する道筋を提供することが求められています。

主な用途について



この新しい水晶発振器は、以下のような幅広い用途に活用されることが期待されています:
  • - スマートフォン
  • - VRゴーグル
  • - ウェアラブルデバイス
  • - IoTモジュール

これらのデバイスにおいて、性能と省電力化を両立させることができる点で、KC1210Aシリーズは注目される製品となるでしょう。今後、京セラがどのようにこの技術を進化させ、広く普及させていくのか、引き続き注目したいところです。

まとめ



京セラが開発したKC1210Aシリーズは、業界最小のサイズでありながら、低電圧駆動を実現した革新的な水晶発振器です。スマートフォンやウェアラブルデバイスの進化をサポートし、より便利で長持ちするデバイスの実現に向けて、大いに貢献することでしょう。21世紀のテクノロジーの進化に欠かせない存在として、今後の展開に注目が集まります。


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