新社長に村山卓氏が就任
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が、2025年6月1日付で新たに社長に村山卓氏を迎えることを発表しました。この人事は、USJを運営する合同会社ユー・エス・ジェイのリーダーシップの刷新を意味します。村山氏は、これまで9年半にわたって功績を残してきたJLボニエ氏の後を受け、新たなパートナーシップや地域貢献に注力する考えです。
JLボニエ氏の功績
JLボニエ氏は、2015年11月からUSJのCEOとして、同社の成長を牽引してきました。ボニエ氏のリーダーシップのもと、USJはアジアで最も集客されたテーマパークにまで成長。彼の手腕により、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは国内外から多くの人気を集めるスポットとなっています。また、彼はパークの開発計画を決定し、数字的な成功を収めることでより多くの訪問者を引き寄せました。
村山卓氏の経歴
大阪府出身の村山氏は、夢を叶えるために挑戦を続けてきた人物です。米国の大学を卒業し、その後MBAを取得。彼のキャリアは、フロリダ州で始まったユニバーサル・パークス&リゾーツでの経験に基づいています。入社以来、パークオペレーションやマーケティング部門での役割を果たし、ビジネス戦略において常に革新を求めてきました。
村山氏は、特に2020年からのコロナ禍において、運営再開に向けてのリーダーシップを発揮し、復興の一翼を担った方でもあります。「NO LIMIT!」キャンペーンの成功は、その一例です。また大阪公立大学で観光マーケティング学プログラムを展開し、地域の課題に寄り添った活動も行っています。これにより、観光業やエンターテインメント業界において次世代を担う人材を育成することにも積極的です。
新たな挑戦への意気込み
村山氏の就任に際し、彼は「ユニバーサル・スタジオ・ジャパンには、アジア最大、世界屈指のテーマパークとして更なる進化を遂げていく」との決意を表明しました。特に自らの強みである『人の無限の可能性を信じた環境づくり』に重きを置きます。彼は、パーク内の体験だけでなく、地域や社会全体にエネルギーをもたらす「超元気特区」としての役割を強化していく考えを示しています。
未来に向けたビジョン
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、2026年の創立25周年を迎えます。この節目を機に、村山氏は「超エンターテイメント性」を追求し、ゲストにとって新しい価値のある体験を提供していく方針です。彼のリーダーシップのもと、USJは地域との絆を深め、さらなる進化と成長を目指していくでしょう。これからの村山氏の挑戦に注目が寄せられます。
全体を通して、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、これからもさまざまなエンターテイメント体験を通じてゲストを感動させ続けると断言しています。その姿勢が、さらなる来場者増に繋がることは間違いありません。