医療と食が交わる場所「IBDコミュニティ 2025 in 京都大学」
2025年5月17日(土)、京都大学にて「IBDコミュニティ 2025 in 京都大学〜未来を語ろう、仲間と医療/食との出会い〜」が開催されます。このイベントは、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患(IBD)に対する理解を深め、患者同士や医療専門家との交流を促進することを目的としています。主催は株式会社グッテと京都大学医学部附属病院で、この共催は今年で3回目を迎え、初めてのリアルイベントとして実施されます。
毎年5月19日は世界IBDデーに定められ、各地で様々なイベントが行われます。日本国内でも、多くの名所がIBDのシンボルカラーである紫色にライトアップされるなど、IBD患者や支援者がつながる機会が増加しています。日本における潰瘍性大腸炎の患者数は約22万人、クローン病も約7万人に上り、世間一般からの認知が高まっています。
IBDは原因不明の腸の炎症を伴う病気で、多くの患者が日常生活において腹痛や下痢などの苦しみを抱えています。日本だけでなく、世界的に見てもIBD患者数が増加し、特に若年層においての発症が多く見受けられます。進学や就職、結婚、出産といった人生の重要なステージに影響を及ぼすため、患者のQOL(生活の質)の向上が求められています。
最新の研究と未来を語る
今回のイベントでは、研究の進展状況や今後の展望についての講演が行われる予定です。「潰瘍性大腸炎治療薬開発プロジェクト」の助教である塩川雅広医師が登壇し、病態解明に向けた自己抗体の発見や、迅速かつ正確な診断を可能にするキットの開発状況などを報告します。さらに、IBD治療に重要な「食」の観点から、亜成分樹脂の中東真紀氏が講演。IBD患者にとっての食事療法について解説し、健康的な生活の一助となるヒントを提供します。
ブースでの交流
イベント後半には、参加者が自由に交流できるブースが設けられます。研究に関する質問、食事に関する質問、患者同士の交流の場があり、参加者が直接質問したり、意見交換を行ったりすることができます。これにより、IBD患者や支援者が互いに理解を深め、連帯感を得られる貴重な機会となるでしょう。
イチオシの参加特典
事前申し込みを行った方には、特製の京都大学クリアファイルがプレゼントされます。定員は70名で、参加希望者は早めの申し込みをお勧めします。参加は無料で、IBD患者の家族や医療従事者など、どなたでも気軽に参加できる内容となっています。
イベント概要
- - 日時: 2025年5月17日(土)13:00~15:00
- - 場所: 京都大学 楽友会館(京都市左京区吉田二本松町)
- - 対象: IBD患者、家族、医療従事者
- - 入場料: 無料
- - 申込フォーム: こちらをクリック
夢の実現に向けて、患者同士、医療従事者、研究者が集い、未来のIBD治療と食事療法について考える機会となる「IBDコミュニティ 2025 in 京都大学」。ぜひ参加して、仲間との出会いや情報交換を楽しんでみてください。
アクセス
公共交通機関を利用してお越しください。市バス「近衛通り」下車、徒歩すぐ。または、京阪電車「神宮丸太町」駅からも徒歩15分の距離です。駐車場はありませんので、予めご留意ください。
お問合せ先
イベントに関するお問い合わせは、株式会社グッテまで。患者様の意向を尊重し、取材や参加の際は配慮をお願い申し上げます。