京都のSCG日本語学校、令和6年度卒業式を盛大に開催
京都府に位置するSCG日本語学校は、成基コミュニティグループが運営する教育機関で、令和6年度卒業式をSCG本社ビルで開催しました。この日は62名の卒業生が新たな一歩を踏み出し、進学希望者は全員が日本の大学や専門学校へ合格するという素晴らしい成果を収めました。
進学希望者全員の合格を実現
卒業式では、進学を希望していた全ての学生が、無事に日本の教育機関に進むことができたことが大きな話題となりました。来日した当初はN5レベルであった彼らが、2年間の努力を経てN2レベルに成長した姿を振り返ることができ、感慨深い瞬間となりました。代表者として、ミャンマー出身のシンテンパイゾーさんとネパール出身のサルキザヤさんが卒業証書を手にし、感謝の言葉やこれからの抱負を堂々と述べました。
卒業スピーチと感謝の気持ち
卒業式では、4名の代表生徒が卒業スピーチを行い、教員や仲間に対する感謝の気持ちを表明しました。勉学の中で心を通わせた仲間との思い出、そして支えてくれた先生方への感謝が込められた言葉が響き渡りました。また、欠席せずに通学した学生が表彰される「皆勤賞」の授与も行われ、彼らの努力と時には困難を乗り越えた姿勢が称えられました。
各教育機関への進学先一覧
大学
- - 京都西山大学
- - 名古屋商科大学
- - 立命館アジア太平洋大学
- - 東京立正短期大学
専門学校
- - 東京みらいAI&IT専門学校
- - 日本電子専門学校
- - 京都コンピュータ学院
- - 日産愛知自動車大学校
懇親会での交流
卒業式の後には懇親会が開催され、卒業生、在校生、教職員が和やかな雰囲気の中で交流を深めました。異なる国から集った学生たちが、日本語を共通言語として文化や経験をシェアし、別れを惜しむ場面はとても感動的でした。
SCG日本語学校の理念とこれからの展望
SCG日本語学校では、N5からN2レベルへの成長を目指す教育プログラムを提供しており、今後の生徒数拡大も目指しています。2025年度には332名、2026年度には500名規模までの拡大を予定し、卒業生たちが日本の高等教育機関で学ぶことで、国際交流や経済発展に貢献することを期待されています。
卒業生の声と想い
卒業生の中から、ヘインテッアウンさん(ミャンマー)は、「2年前に来日した際は日本語も生活も理解できず不安でしたが、先生方のおかげで学びを深められました。」と語り、学校での経験が大切な思い出になったことを感謝しました。また、サルキザヤさん(ネパール)は、「母国を離れた初めての経験だったが、周囲の仲間とともに支え合いながらこの日を迎えました。」と振り返り、今後も仲間と共に日本での成長を示す決意を明かしました。
学校の概要
SCG日本語学校は1965年に設立され、教育の質に定評がある施設です。全ての学生に高い合格率を誇る進学プログラムが提供されており、今後も多文化共生社会の実現に向けた取り組みを続けていく予定です。日本で学ぶことを希望する多くの学生に向けて、今後も力強いサポートを行っていくことを告げて卒業式は幕を閉じました。