「資源がくるりプロジェクト」
2025-12-17 10:43:28

京都音楽博覧会2025連携事業が生み出す持続可能なコミュニティ「資源がくるりプロジェクト」の始動

京都音楽博覧会2025と「資源がくるりプロジェクト」



京都の文化・音楽の祭典として名高い「京都音楽博覧会」。2025年10月11日から12日にかけて開催されるこのイベントは、19回目を迎えます。そのコンセプトは「環境・文化・音楽」であり、持続可能な社会を目指す取り組みが進められています。特に注目すべきは、KRP(京都リサーチパーク)と梅小路まちづくりラボが連携して進めている「資源がくるりプロジェクト」です。

「資源がくるりプロジェクト」の詳細



このプロジェクトの目玉は、イベント開催日当日に回収される食品残さを「完熟たい肥」に変えるという取り組みです。KRPが出資する梅小路まちづくりラボが中心となり、地域の多様な事業者と連携しながら資源循環の仕組みを構築しています。2022年よりスタートし、今後も資源の循環とともに地域コミュニティの中での環境保護意識の向上を目指していきます。

食品残さの活用



2023年も京都音楽博覧会の会場内で発生した520kgの食品残さを回収し、これをもとに約4か月かけて「完熟たい肥」を作成します。計画では11月5日に行われた初回作業に15名のボランティアが参加し、水分調節や「切り返し」と呼ばれる混ぜる作業が行われました。食品残さを活用することで、単に廃棄物を減らすだけでなく、地域の土壌を活かした循環型社会の実現に向けた大きな一歩を踏み出しています。

完熟たい肥の利用



完成した完熟たい肥は、梅小路公園内の花壇整備を行う市民団体に引き渡され、地域の美化活動や生態系の保護に寄与することが期待されています。このように、プロジェクトを通じて環境保護とともに地域コミュニティのつながりが強化されているのです。

ボランティアと共に活動する意義



「資源がくるりプロジェクト」の魅力は、地域のボランティアがコミュニケーションを楽しみながら参加できる点です。初回の作業ではコンポスト・アドバイザーによるたい肥の作り方の勉強会も開催され、参加者は環境についての知識を深める機会ともなりました。今後も月に2回のペースで作業が続き、地域の人たちが意識的に環境保護に関わっていく姿が見られることでしょう。

京都リサーチパークと梅小路まちづくりラボの役割



KRPは1989年に開設され、民間運営によるサイエンスパークの先駆けとして、現在も様々な企業と人が集まり活動しています。梅小路まちづくりラボは、このエリアのクリエイティブな魅力を引き出し、地域の活性化を目指して2020年に設立されました。両者の連携により、持続可能性を追求する新しいビジネスやコミュニティが形成されていくのです。

未来へ続く活動



2025年の音楽博覧会に合わせ、地域との連携を深めた「資源がくるりプロジェクト」が展開されています。完成したたい肥は、イベント後の花壇進化として地域の緑を彩る素晴らしい資源として活用され、多くの人々に喜ばれることでしょう。この取り組みは、地域の環境保護意識を高めるだけでなく、地域コミュニティの結束を深め持続可能な未来へ向かって進む大きな一歩となります。


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