新たなレーザー技術のご紹介
株式会社光響が新たに取り扱いを開始したExail社の「インテリジェントレーザーシステム(ILSシリーズ)」は、特にレーザー冷却や量子操作の実験において注目される高精度なシステムです。このILSシリーズは、780.23 nmを中心波長とした周波数安定化型レーザーシステムで、最大4台のレーザーヘッドが搭載可能なコンパクトな19インチラック筐体を採用しています。
優れた光学特性
本システムは、狭線幅60 kHz、1 GHzまでの広いチューニングレンジ、300 mW以上の出力を持ち、立ち上がりおよび立ち下がり時間も1 μs未満という非常に優れた光学特性を実現しています。これにより、様々な実験条件下でも非常に安定した出力が保証され、信頼性の高い研究が可能となります。また、ファイバ化構成と独自の電気制御設計により光学的なアライメントが不要になり、手間いらずで高い安定性を確保しました。
多彩な機能
さらに、本システムは充実した電気及びRF制御機能を搭載しており、サイドバンド生成用のEOM、周波数ロックや位相ロックの回路、RF入力に基づく周波数可変制御機能、さらには1→3または1→6分岐光出力など、多彩なオプションが用意されています。これにより、実験の条件に応じた柔軟な対応が可能です。
自動化とリモートアクセス
また、オンボードコンピュータによる自動周波数ロック機能やリモートアクセス機能も備えており、一層の操作性向上が図られています。このため、実験者はより高い再現性と操作便利性を得られ、高度な研究が行えるのです。自動周波数ロック機能は、設定した周波数を維持しつつ条件に応じた実験ができるため、特に精密な実験を行う際に役立ちます。
研究機関や工業用途に最適
光響では、Exail社のILSシリーズを、研究機関や産業用途における量子光学の応用や精密光制御システムに向けて提案しております。お客様のニーズやご要望に応じた構成の提案も行っておりますので、興味を持たれた方はぜひお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ
ご質問やご要望がございましたら、株式会社光響グローバルソーシング部の菱田までご連絡ください。連絡先は以下の通りです。
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