竹割り箸再利用のTAKEZEN TABLEがシティラボ東京に導入!
京都発のアップサイクルメーカー、株式会社TerrUPが手掛ける「TAKEZEN TABLE」がシティラボ東京に新たに導入されました。このテーブルは、約2,500本の使用済み竹割り箸を再利用して作られています。テーブルの天板サイズは500mm×880mmで、コワーキングスペースとして利用されるこの場所に最適なデザインです。
TAKEZEN TABLE誕生の背景
TTAKEZEN TABLEが生まれた背景には、京都市内で開催された展示会での体験があります。そこで目の当たりにした竹割り箸で作られたテーブルの美しさと、思いもよらないデザイン性に驚くと同時に、年間を通じて莫大な量が廃棄されている竹割り箸の実情を知り、大きな社会課題があることに気づきました。この問題に対し、持続可能なまちづくりやビジネス視点からの解決策を見いだすことが重要と感じ、特注サイズのテーブルを発注したのです。
シティラボ東京からのコメント
シティラボ東京の山川様は、TAKEZEN TABLEの仕上がりに深い感動を覚えたそうです。「竹割り箸を使用した再生素材とは思えないほどの上質さに驚きました。竹の木目が美しく整えられ、丁寧に作られていることが伝わってきます。テーブルについている専用のPOPも、お客様に竹割り箸の再利用について知ってもらうための効果的な工夫ですね。」とおっしゃっています。コワーキングスペースの雰囲気とも調和し、お客様にも大変感謝されているとのことです。
シティラボ東京の理念
シティラボ東京は一般社団法人アーバニストが運営する施設で、持続可能なまちづくりの観点から、ビジネスや社会課題の解決に取り組んでいます。コワーキングスペースやイベントスペースなど、多様な空間を提供し、各種プログラムの企画も行っています。サステナブルシティの形成に向けたネットワークを構築し、新たなコラボレーションを促進するため、様々な活動を展開しているのです。
TAKEZEN TABLEの特長
TAKEZEN TABLEは、国内で年間約43億膳が廃棄されている竹割り箸を再利用するために開発されました。通常、竹製の割り箸は紙の原料として再利用が難しいため、アップサイクルの製品として新たな価値を見出す必然性がありました。これは、環境問題に関心を持つ企業や地域にも大きな影響を与える取り組みと言えます。
TerrUPの「地球をアップデートする」という理念のもと、TAKEZEN TABLEはただのテーブルではなく、サステナビリティを意識した新たなプロダクトとしての位置づけを持っています。このテーブルを通じて、環境保護への意識を社会全体に広めていくことを目指しているのです。
TerrUPの取り組みと展望
株式会社TerrUPの代表、村上勇一氏は、「地球を自分たちの手でより良い方向へアップデートしたい」という思いを胸に、様々な商品や新しいビジネスモデルを展開しています。京都の伝統的な素材である竹を現代のデザインに昇華させることで、新たな価値を創造し、持続可能な社会の実現に向けた活動に取り組んでいます。
これからもTAKEZEN TABLEはコワーキングスペースの中で、多くの人々に利用され、その美しさと機能性が評価されていくことでしょう。サステナブルをテーマにした新しい時代の幕開けを、私たち自身の手で進めていくことが求められています。