2025年2月2日、京都芸術劇場 春秋座で特別な舞台が繰り広げられます。高校生たちの熱意と才能が発揮される「演じる高校生」という演劇イベントが開催されるのです。このイベントは、高校演劇コンクール近畿大会の優秀校に選ばれた2校の演劇部がその成果を披露する特別公演で、今年で24回目を迎えます。
本公演は、午後2時に開演される予定で、開場は開演の30分前になります。チケットの料金は一般が2,000円、友の会会員は1,700円、学生およびユース(25歳以下)は1,000円と、お得な価格で楽しめます。ただし、未就学児童の入場はできないため、注意が必要です。
出演校は今年、兵庫県の「神戸常盤女子高等学校」と大阪府の「精華高等学校」になります。両校は、高校演劇コンクールという厳しい選考を経て選ばれており、それだけに観客も大いに期待できる公演です。各上演作品は、観る人々を魅了するに十分な実力を誇り、大人からも高く評価されています。
高校演劇コンクールは、参加校数が221校にも及ぶ大規模な大会で、地区大会や府県大会を経て12校しか全国大会に進出できない、いわば「演劇の甲子園」とも呼ばれるイベントです。これほど競争が厳しい中、選ばれた2校が春秋座での舞台を踏むことができるのは、彼らの努力と才能の賜物と言えるでしょう。
上演される作品について、神戸常盤女子高等学校は「キャベツどうした?」という作品を、精華高等学校は「椿姫」の演目を披露します。両校とも、演技や発声法を専門の講師から学んできた成果を存分に発揮することでしょう。
また、2月2日には、同日午前に「演じる高校生」のための演技ワークショップも開催されます。このワークショップでは、高校生が自然体で演じる自分を見つけるための指導を受けることができ、特に発声法や演技メソッドを体験する貴重な機会になっています。講師は京都芸術大学の舞台芸術学科教授や専任講師が担当し、高校生にとっては素晴らしい学びの場となることでしょう。
参加希望者には、事前の申し込みが必要で、人数制限も設けられていますので、早めの申し込みをお勧めします。本ワークショップに参加するためには、事前に「演じる高校生」のチケットを購入する必要があります。
さらに今回の公演の宣伝美術は、京都芸術デザイン専門学校の学生によって制作され、その中から選ばれた作品が公演の顔となります。デザインは、特に観客の目を引く重要な要素ですので、お楽しみに。
チケットは、京都芸術劇場のチケットセンターやオンラインチケットストア、チケットぴあにて取り扱っています。また、車椅子利用のお客様にも配慮されたサービスが提供されています。託児サービスもあるため、小さなお子様を連れている方でも安心して楽しめる工夫がなされています。
春秋座は、京都芸術大学内に位置する本格的な劇場で、伝統的な演劇から現代演劇まで幅広く対応しています。地域の文化を支える試みの一環として、今回の「演じる高校生」も非常に意義深いイベントと言えるでしょう。
ぜひ、多くの方々に足を運んでいただき、高校生たちの熱い舞台を見届けてほしいと思います。彼らの挑戦を応援し、未来の演劇界を担う才能たちの姿をぜひその目でご覧ください。