ウズベキスタンとの協力
2026-04-27 11:27:49

京都外国語大学がウズベキスタンとの覚書を締結し文化遺産保護に貢献

京都外国語大学がウズベキスタンと協力し文化遺産保護に乗り出す



京都外国語大学(学長:北寿郎)が、ウズベキスタンの世界文化遺産「ヒヴァ・イチャン・カラ国立保護区博物館」との間で相互協力に関する覚書を締結しました。この契約は、2026年3月4日に行われたもので、大学の国際文化資料館を通じて地域への貢献を本格化させることを目的としています。

フィールドミュージアム活動の深化


このプロジェクトは、2017年から始まった「フィールドミュージアム活動」を踏まえています。特にウズベキスタンでは、地盤沈下や塩害といった深刻な水問題が建造物に影響を及ぼしています。それに対処するため、京都外国語大学は研究・教育・観光を三位一体で進め、地域の持続可能な発展を目指します。

ウズベキスタン観光の新時代


ウズベキスタン政府は最近、ビザ緩和や地方都市への直行便の導入を進めており、観光業の活性化に力を入れています。特に「シルクロードの再生」がテーマのもと、インフラの近代化が急速に進んでいます。この流れの中で、歴史的景観の保護と観光振興を如何に両立させるかが大きな課題とされています。

世界遺産ヒヴァの保全に向けた取り組み


今回の覚書締結は、イチャン・カラで行われた約10年の地域密着型保全活動をもとにしています。これにより「守りながら活かす」遺産保護を実現し、観光振興と文化遺産の保全を両立させることが期待されます。

深刻な水問題への取り組み


現在、イチャン・カラは地下水の低下や塩害といった見えにくい危機に直面しています。本協力体制では、単なる建物の修復に限らず、次のような施策を通じて持続可能な開発を目指すことになります。
  • - 伝統的建造物ガイダンスルームの設置:保存技術や歴史を伝える拠点を博物館内に設けることにより、訪れる人々に情報を提供する。
  • - 地域住民主体の博物館の開設:住民が歴史や遺産の価値を再発見し、自らの手で地域の遺産に関わる機会を提供します。
  • - 観光客参画型の保全活動:観光客も調査プロセスに参加できるしくみを検討し、観光が保全活動の一助となることを目指します。

国際貢献と教育への取り込み


このプロジェクトは国際文化資料館を中心に全学的な国際交流活動として展開されます。現地調査や公文書の読解、政府機関との交渉、さらに現地学生への日本語教育といった多様な活動を通じて、語学の壁を越え、文化遺産の保全に寄与する人材を育成することが目指されています。

覚書の概要


この覚書の中には、以下のような協力項目が盛り込まれています:
  • - 世界遺産学や博物館学に関する研究と教育
  • - 歴史的建造物の保全・公開・活用についての相互協力
  • - 研究者同士の交流や共同研究、展覧会、セミナーの開催

我々は、この新たな取り組みを通じて、文化遺産の保護だけでなく、国際交流と地域社会の発展にも寄与していく所存です。京都外国語大学の活動が、多くの人々にとっての学びと触れ合いの場となっていくことでしょう。


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