大谷大学の地域交通とモビリティプロジェクトとは
大谷大学は、地域社会と協力し、さまざまな課題に取り組む「地域交通とモビリティプロジェクト」を展開しています。このプロジェクトは、高齢化社会や自動車依存の問題に対処すべく、学生がフィールドワークを通じて地域住民と共に解決策を考えていくものです。特に、最近の成績においては、論文が受賞したこともあり、注目されています。
受賞の背景と意義
このたび、同プロジェクトの学生による政策提案が評価され、2年連続で懸賞論文の受賞を果たしました。この快挙は、地域交通における革新と、学生の努力の賜物です。活動には、京都府の京丹後市や兵庫県の丹波篠山市がフィールドとして選ばれ、それぞれ異なるテーマが設定されて取り組まれています。
探索的なアプローチ
プロジェクトでは、例えば「モビリティロゲイニング@京丹後」や「路線バス乗車体験会@丹波篠山」など、地域の方々とのコミュニケーションを重視したイベントが実施されています。これにより、学生は実際の地域のニーズを把握し、提言の質を向上させています。特に、関わった職員や地域団体とのヒアリングから得た情報を元にした研究は地域実情に即したものとなり、その結果も評価されています。
学生の声
参加した学生に話を聞くと、以下のような感想がありました。社会学部の堀正樹さんは、「優秀賞をいただけたのは、多くの方のサポートがあったからこそ。人との繋がりを大切にし、活動を進めていきたい」と語ります。さらに岡田紗奈さんも、「地域との関わりを通じた研究が評価され、とても嬉しく思います。今後も公共交通の改善に向けた研究を続けていきたい」と意気込みを語っています。
大谷大学の地域連携室
大谷大学では、地域連携室(通称コミュ・ラボ)が設置され、過疎地域の活性化や子ども支援、環境配慮型の祭りなど多岐にわたる地域活動を行っています。このような取り組みは、学生が社会に出る前に実践的な経験を積む良い機会となっており、地域にとっても貴重な支援を提供しています。
大谷大学のこれから
大谷大学は1665年に創設され、長い歴史を持つ教育機関です。私たちは、地域とともに成長し、多様な課題に挑む意欲を持った人材を育成することを目指しています。321年を超える伝統の中で、現在も新たな挑戦が続いています。
地域交通とモビリティプロジェクトを通じて、学生たちはこれからも地域に寄り添った政策提案を行っていくことでしょう。さらに多くの地域問題に取り組み、持続可能な社会を作り出すことに貢献していくことが期待されます。大谷大学の活動から目が離せません!