京都の誇り、堀場厚氏が名誉大英勲章を受章
株式会社堀場製作所の代表取締役会長兼グループCEOである堀場厚氏が、英国のチャールズ3世国王から名誉大英勲章OBEを授与されました。この受章は、彼の長年にわたる英国自動車産業への多大なる貢献が認められた成果であり、堀場氏自身による理想の実現、そして堀場製作所の信頼性向上に繋がっています。
名誉大英勲章とは?
名誉大英勲章は、科学や芸術をはじめとする多様な分野で優れた業績を挙げた個人に贈られる権威ある勲章で、特に社会貢献や奉仕活動に尽力した方々が受け取ることが多いです。今回の堀場氏の勲章受賞は、彼が約50年間にわたり英国で築いてきた業界における信頼と功績の証といえます。
英国における堀場製作所の足跡
堀場製作所は1977年に英国に拠点を設立し、環境規制に対応した排ガス測定装置の普及に努めてきました。また、欧州向け半導体ビジネスや、車両開発を支援するテストオートメーションシステムの開発を進め、業界の発展に大きく寄与しています。この間、堀場氏は数々の技術革新と事業展開を推進してきました。
特に2015年には、車両開発や試験事業を展開するMIRA社(現:ホリバMIRA社)を買収し、自動運転支援や環境負荷軽減、安全性能向上に寄与するソリューションを提供してきました。MIRA社の運営する「MIRA Technology Park」は国際貿易部門で女王賞を受賞し、さらには2024年には持続可能な開発部門でUK王賞の受賞も予定されています。
先を見据えた取り組み
堀場製作所は、英国政府が推進する次世代自動車開発プロジェクトにも参加しており、産学官の連携を通じて新たな技術開発と人財育成に貢献しています。特に、MIRA Tech Parkに設置されたMIRA Technology Instituteでは、若手エンジニアの育成に取り組むことで、さらなる技術革新と人々の能力向上を目指しています。
堀場厚氏の想い
堀場氏は「この度、名誉大英勲章OBEを賜る栄誉に感謝申し上げます」とコメントし、この受賞が多くの人々の支えによるものであることに感謝の意を示しています。彼は、今後もHORIBAグループが培った信頼関係を大切にし、両国の発展に寄与する企業としての努力を続けていくと述べています。
結びに
堀場製作所の国際的な受賞は、京都を代表する企業としての誇りを高めるものです。これからもグローバルな舞台での活躍が期待され、ますますの発展を遂げることを願っています。