社会起業家の成長を支える挑戦の場──COM-PJの過去採択者に聞く
京都リサーチパーク株式会社と株式会社talikiが共催する「COM-PJ」は、社会課題解決を目指す若手起業家をサポートするプログラムです。このプログラムは、30歳以下で創業から2年未満の起業家や起業準備中の方々を対象に、6年間にわたり多くの成功を収めてきました。これまでのプログラムにおいて68名が採択され、38名の実際の起業家が誕生しました。さらに、卒業生の中には国内外のビジネスコンテストで受賞者も多数出ており、彼らの活躍はプログラム終了後も続いています。
COM-PJプログラムの内容
COM-PJは3か月間の集中プログラムで構成され、参加者は毎週行われる1対1の進捗フォローや著名なメンターによるフィードバックを受けながら自身のビジネスアイデアを磨いていきます。また、自身のアイデアや社会課題に対する仮説を実際のユーザーに向けて検証するため、プロトタイプの作成も重要なテーマとなっています。
このプログラムでは、メンタルウェルネスを重要視し、起業家が自立していくための支援も行っています。特に起業初期段階では、孤独感や不安に直面しがちです。COM-PJは卒業生同士の交流を促進し、持続的な社会起業家コミュニティの形成を目指しています。
実際の声を聞いてみる
今回、過去のCOM-PJ卒業生である2名がインタビューに応じており、彼らの活動やCOM-PJを通じての成長について話を伺いました。
徳山 倖我さん(COM-PJ3期生)
「教育とものづくりを組み合わせた事業を展開し、ワクワクしながら生きる人を増やしたい」という彼の思いから生まれた合同会社TSUKUMは、教育とものづくりを通じて人々の成長を支えています。彼はCOM-PJでの経験を通じて、多くの仲間やメンターとの出会いがあったことが自身のビジネスモデルの革新につながったと述べています。
多和 実月さん(COM-PJ5期生)
「子どもたちの口腔衛生をサポートするサービスを提供する株式会社I&Company」の代表を務める多和さんは、健康意識の重要性を広めるべく活動しています。COM-PJを通じて、ビジネスの視点が大きく変わり、社会課題に対する理解が深まったと話しています。
COM-PJの今後
今年は、第6期生が現在プログラムを進行中で、応募者の中から採択を受けた14名が最終ピッチに挑戦します。このピッチイベントは10月4日に開催され、彼らのビジネスアイディアが発表される予定です。このように、COM-PJの活動は絶えず進化しており、若手起業家たちの未来を切り拓くサポートを続けています。
このプログラムの詳細については、公式Webサイトで情報を確認してみてください。社会起業家としての挑戦を応援したい方は、参加を考えてみると良いかもしれません。彼らの活動から学ぶことも多いでしょう。
参考リンク