TPAシリーズ登場
2025-08-06 14:53:20

京セラが開発した新型TPAシリーズサーマルプリントヘッドとは

近年、小売業や接客業の現場では、キャッシュレス決済の導入が進化し、それに伴いPOSシステムの高度化が求められています。京セラ株式会社は、この流れに応えるべく、印字速度350mm/secで高画質印字が可能なサーマルプリントヘッド「TPAシリーズ」を開発しました。このヘッドは、主にコンビニエンスストアや飲食店に使用されるPOSレシート用として期待されています。2025年8月末から本格的に量産が開始される予定です。

新型TPAシリーズの特長


TPAシリーズの最大の特長は、「350mm/sec」という印字速度と、それに見合った高画質印字の両立です。この特性は、京セラ独自の発熱体形成技術によって実現されており、熱応答性に優れた印字を可能にしています。具体的には、文字が鮮明に表示され、顧客が求める情報が簡潔に且つ明瞭に伝わります。

さらに、TPAシリーズはヘッド取り付け位置の許容範囲を広げることに成功しました。これにより、さまざまな印刷媒体においても安定して高画質な印字が可能となります。小売店などでの多様なニーズに合わせて運用しやすくなり、顧客体験の向上に貢献しそうです。

環境配慮への対応


また、TPAシリーズは環境にも配慮されています。使用するサーマルプリンターが対応しているBlue4estⓇ紙は、有害物質を含まないフェノールフリー感熱紙として、環境負荷を低減する効果も期待できます。この紙を使用することで、印刷プロセス全体での環境への配慮が一層強化されます。

開発の背景


この新製品の開発背景には、業界の省人化および業務効率化の必要性があります。セルフレジの普及や、クーポンやポイント情報の増加によって、POSシステムの印字情報量は増大しています。このようなニーズに対応するために、京セラのTPAシリーズは、高速かつ高画質な印刷を可能にし、多様な情報に対処できる性能を高めることを目指しました。

まとめ


京セラの新型TPAシリーズサーマルプリントヘッドは、印字速度350mm/secという優れた特性を持ち、高画質な印字を実現するための技術を結集した製品です。ますます増加するPOSシステム需要に応えるべく、今後の活躍が期待されます。今後の量産開始を楽しみにしている方も多いことでしょう。詳しい情報は、京セラの公式サイトやお客様サポートまで直接お問い合わせください。


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