放置竹林問題に挑む実践報告会のご案内
2025年8月20日、京都市にて「地域ともいきラボ」の第3回「つながる実践報告会」が開催されます。テーマは、「放置竹林整備の明暗(名案)〜メンマが目指すネイチャーポジティブとは〜」。地域の社会課題に関する理解を深め、解決に向けた取り組みが促進されるこのイベントは、参加者にとって新たな視点を得る貴重な機会です。
地域ともいきラボとは
「地域ともいきラボ」は、地域の社会課題解決を目的に、多様な関係者が協力し合うプラットフォームです。この団体は、地域共生社会を作り上げるために設立され、特に地域の自治力向上に貢献しています。本報告会でも、京都における様々な実践事例を学び、参加者同士がつながることで新たな協働を生み出す場とすることを目指しています。
放置竹林問題とメンマ
今回の報告会では、放置竹林という重要な地域課題にフォーカスします。それに対する解決策として小関皆乎氏が提案するのは、竹の利用方法として知られる「メンマ」です。小関氏は、放置竹林の整備を通じて得られる資源を、持続可能な形で地域産業に結びつけることを目指しています。
小関氏が設立した「籔の傍」では、具体的に放置竹林の整備に取り組んでいます。この施設は、地域の竹林を活かしながらメンマを生産することに特化しており、竹の持つ可能性を再評価しています。具体的には、向日市物集女で300坪の竹林を整備し、その後6000坪を管理し、2025年にはさらなる取り組みとして亀岡市や京都市でもメンマ生産に向けた整備を進める予定です。
イベント概要
この実践報告会は、対面での参加とオンライン参加が可能なハイブリッド形式で行われます。午前18時30分から20時30分まで、会場では小関氏の講演と共に、地域課題についての議論が行われます。また参加者同士の交流も促され、新たなアイデアや協働が生まれる重要な時間となることが期待されています。
- - 日程: 2025年8月20日(水)18:30~20:30
- - 会場: ひと・まち交流館 京都 第1会議室
- - 参加費: 無料(定員:会場24名、オンライン50名)
- - 申込み: こちらから
この機会に、地域の放置竹林問題に関心を持つ皆さんはぜひ参加し、持続可能な地域産業と社会実現に向けた一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。ディスカッションを通じて、皆様とともに新しい視点を持つことができる素晴らしい機会になることを願っています。
講師プロフィール
小関皆乎(こせきみなこ)氏
籔の傍代表
純国産メンマプロジェクト Hブロック長
NPO法人 里の自然文化共育研究所 理事
2007年に放置からの再生を理念に「八幡酒蔵工房」を設立し、その後、竹林の整備や地域のゼロエミッション活動を手がけるなど、多岐にわたる活動を展開してきた経験を活かして、現在は「メンマ」を通じて放置竹林の問題解決に向けた具体的な実践を行っています。